余市のめぐみ、と「教養」

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余市のめぐみ、と「教養」
zeikomi
¥0円

2011年10月20日

シェフ・亭主

おしながき・北海道のイクラ入りタコと野菜の前菜。フランスパン。手羽と豆腐・大根の煮物。松前漬け。カラダにやさしいパスタ亭主風。余市蒸留所特製シャケの昆布巻き水菜添え、その他。

 

 いやあ、ビールの美味しい季節になりました。

 あれやこれやで体調を崩して体重4キロ減のわたちゃんとわたしですが、亭主のお料理はどれもカラダにやさしそうで嬉しい。北海道帰りの亭主の旨い皿がどんどんでてきて、もうエザキ君がばくばくもりもり、皿をてんこ盛りにして食っているのを(ちょーうらやましーと思いながら)横目に、こそっとイクラばかり皿に入れるわたし、そして、うんにゃ、アルコールは3ヶ月やめとくというわたちゃん(エライッ!)、という状況で開始。

 もうすぐ出る渡辺京二さんの『細部にやどる夢』。教養というか、人間として基本的に読んでおくべきらしい、この本に紹介されている西洋古典文学ですが、目次を読んでみて、「ああ、わたし、一冊も完読してねえ」とがっかり身を小さくしていたのですが、これが、わたしだけじゃなかったことに一安心。

 アーヴィングが入っていて、アーヴィングといえばジョンしかその存在を知らなかったので、ほう、渡辺さんがアーヴィングをって思っていたら全然違ってたし……。あ、これは阿部謹也先生のお陰でちょっとだけ知っていると思った『緋文字』。そこで「『緋文字(ひもじ)』だけはー」なんて言いかけたら、古本屋のアニーキーから「それは『緋文字』「ひもんじ」のことじゃないの」って言われて、ああ、渡辺さんの「勉強」とか「教養」には、わたしにはもう手が届かなくって、その距離感は埋められないのじゃないかって思って、がっくり。

 

 秋は、ブックオカはじめいろんな街イベントがみっちりあるようで、編集長フジムラはブックオカほぼ専従者状態で、石風社も一応ペシャワール会分室とは名乗っているけれど、ブックオカについては分室どころか実質的には本部ですな。毎日人がたくさんがやってきて、今日は石風社でフジムラがラジオに出演。

 それらイベントのなかでも、ビール好き自認していて、しかも石風亭・唯一「博多部」に所属するわたしとしてはやっぱり、冷泉公園で行われるドイツのビール祭り「オクトーバーフェスト」。そいえば井上さんも博多部仲間で、昨年のこの祭りでのけっさくな詐欺の話をきいて、おお、自分のグラスは自分で守らねば、「どんなに酔いちくれてもグラスは離しませんでした」にならねば。と、これは帰宅して夫と確認済み。なんだか薬院でも見逃せないイベントがあるようで、カオリちゃんに教えてもらうことにした。

 

 某毎日新聞びぢんちゃんがいなくなってさびしくなっていたんだけど、最近は某アンドロイドびぢんがやってくるので、嬉しい。アンドロイドびぢんだと思い込んでいたら、本職は別だったと知ったが、石風亭にはめずらしく「大人のおんな」の雰囲気を醸し出している彼女。いいねえ。

 

 先週、エザキくんがエディット・ピアフを知らないって行ってたので(教養なくっても、これくらいは知っている)、今夜はiPad持ってきてバックグラウンドミュージック。ピアフ、サザンはもちろん、ディープ・パープル、中島みゆきに「リンダリンダ」にコミュナーズなどを混ぜ混ぜに聴いて、ドリカムにはわたちゃんがお怒り(笑)。最後はチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトで〆。

 

 シラサギだかワカサギだか、ふつうよりちょっと安いタクシーを亭主が教えてくれたので、最近は山本タクシーがお休みの日でもタクシーで帰宅するようになった。走ってバスを追いかける体力なくなっちゃったなー。

 

 それにしても、わたしは名前を覚えない。今日はアスパラガスという単語が出てこずにあせったが、エザキ君、今夜も呼び間違えて、ごめん。いったい何度目? てかエザキ君であってるんだっけ?

 

 わたしと「教養」の間に広がる宇宙学的距離にかなりがっくしきてはいるのだが、実は、これまで完読できてなかった『ねじまき鳥クロニクル』、今回の入院でようやく完読した。そしたら、村上作品の中で一番良かった。そしてなぜか「カラマーゾフ」を読みなおさねば、などと思って、もう購入して(ごめん、密林にて購入)準備はばんたんなんだ。でも、この「教養」との距離感が縮まるとはとても思えない。いつか、いつか、渡辺さんの「教養」本、一冊手にとってみようかな、いつか……。