町は消えていた

町は消えていた 田辺恭一 石風社 加久藤越 小説 夢 心象風景 熊本

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著者:
田辺恭一
判型・頁 183頁 四六判上製
ISBN 4-88344-078-8
定価 1650円(本体1500円)
発行日 2001/09/10

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夢の中をさまよう一人の男の不思議な心象風景を描いた、漱石の「夢十夜」を彷彿とさせる作品集。

目次

夜汽車
町は消えていた
キクマ画廊
森の中で
パルテノン

著者略歴
田辺恭一
[たなべ・きょういち]

1918年熊本市川端町に生まれる。家業興行師。
1938年熊本県立師範学校卒業。
1945年硯台小学校勤務中、6月応召。鹿児島県指宿の陣地で敗戦を迎え、9月13日熊本県多良木で復員。
1947年新制の出水中学へ移り、以後退職まで中学校美術科教員を務める。
1953年武蔵野美校(通信)入学。3年中途退学。
1954年日展入選。以後断続的に出品。
1958年東光会会員。15年ほどで退会。日展出品もやめる。
1977年託麻中学校を最後に教員退職。その後、個展活動(「町」シリーズ)に専念。
1988年雑誌「暗河」に戦記「加久藤越」を発表。
著作に、画集『町は美しい』、小説『川向こうの団欒』、小説『町は消えていた』『加久藤越』がある。

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