絵本・児童よみもの– category –
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ありがとうののんちゃん
ありがとうは こだまのように かえってきます のんちゃんは 「ありがとう」が くちぐせです。 うれしいことでも いやなことでも「ありがとう」と いうのです。なぜかって それは、おばあちゃんに いわれたことがあるからです。 「どんなつらいことでも かなしいことでも 『ありがとう』って感謝すれば、 すべてが、おおきなしあわせ... -
やさしいきもちの おすそわけ
きびしい季節を前に 森の仲間たちにおすそわけ りすさんが あつめた 木のみを、 料理好きの くまの お兄ちゃんが、 クッキーにして 森のみんなに おすそわけ。 やさしい気持ちが ひろがります。 -
商人や旅人がはこんだ山口の昔話
語り部がいなくなった今 昔話を若い世代へ 山口には、山口で生まれた独自の昔話と、商人や旅人によって運ばれてきた話がこの地に根づき、口から口へと語り継がれてきた昔話があります。 「シンデレラ」の話を、いつ、誰が山口の地に置いていったのか「粟福御寮」という話になって語られています。「猿の生き胆」の話が、「蛸にはなぜ骨がな... -
絵本 筑豊一代
作兵衛さんが描いた一坑夫の生涯 炭鉱で亡くなった1万人をこえる坑夫の殉職者と 炭鉱で働いたすべての労働者の名誉と尊厳のために ユネスコ「世界の記憶」 【登録10周年記念出版】 山本作兵衛(炭坑記録画家) 私の書いたものが同じ炭坑労働者の方々に見ていただき、今は忘れられようとしている昔の炭坑のことなど思い起こしていただくとこ... -
窓の向こう
子どもと魚には 物事を決める 権利はない ポーランドの 厳格なユダヤ人家庭に 育った少年は、 な ぜ 子どもたちのために 生涯を尽くしたのか 〝子どもは未来ではなく、ありのままの今を生きる人間であり、大人から対等の人間として敬意を持って接してもらう権利を持っている〟。ヤヌシュ・コルチャックのこの養育理念は一九八九年十一月二... -
ちがうものをみている
特別支援教育に携ってきた著者が、子どもたちの生き生きとした日常を、それぞれの子どもたちの目線で描く。この子どもたちを知れば、世界はもっとゆたかになれる。――ちがうものが見えるって、すごくない!? -
黄金の駒
会津磐梯町の石仏その中の馬頭観音にまつわる大蛇と龍のふしぎなお話 ある時ひとりの若者が、大沼で大蛇に乗った美しい娘に会った。若者は、娘の頼みで備前まで旅に出る。そこで待っていたのは、龍に乗った美しい少年。若者は、思いがけない富を得るのだが……。 (絵本の)原作は、あいづの昔話として伝承されています。物語の町(... -
ぼくの村にB29がきた
一九四五年六月十九日の夜、 福岡市の西にある小さな農村に 一機のB29爆撃機が飛来した おだやかな日々をおくっていたきょうだいがねむる屋根に、焼夷弾の雨がふりそそぎ父母と弟妹を奪いさった。 ---------<「あとがき」より>--------- ある日「庫男(くらお)さんの体験を絵本にしたいのですが、どうでしょう... -
めばえちゃんとこんぺいとう
おそらにかがやく おほしさまを あまい こんぺいとうだと おもった めばえちゃん なんとか とろうとするけれど とれるかな - ☆ - ☆ - ☆ - ☆ - ☆ - ☆ - ☆ - ☆ - 『めばえちゃんとこんぺいとう』の絵本が出来上がった後に読み返してみると、この絵本は、めばえの人生そのものを描いた物語であるということに気づきました。絵本の中... -
アウスラさんのみつあみ道
おだやかな大地をある日、おおきな嵐が襲い鳥も鹿も逃げまどい子グマのユルギスは空に飛ばされてしまいます こわれた世界を みつあみで よみがえらせる 祈りの物語