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物語の愉しみ既刊
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わくわくどきどき Ⅰ

「ねえ、おはなしよんで」。子どもたちのわくわくどきどきの夢をそだてたい、とまどかぴあ図書館に全国から届いた作品の受賞作品集第一弾。

  • 147頁 A5判並製
  • 4-88344-059-1
  • 定価:本体価格1000円+税
  • 2000/03/31発行
わくわくどきどき 2 Ⅱ まどかぴあ 図書館 ショートストーリー 内田麟太郎 長野ヒデ子 羽床正範 佐藤陽子 石風社 わくわく どきどき 童話 作品集 大野城
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わくわくどきどき Ⅱ
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わくわくどきどき Ⅱ

「ねえ、おはなしよんで」。子どもたちのわくわくどきどきの夢をそだてたい、とまどかぴあ図書館に全国から届いた作品の受賞作品集第2弾。

  • 160頁 A5判並製
  • 4-88344-093-1
  • 定価:本体価格1000円+税
  • 2003/03/31発行
わくわくどきどき 3 Ⅲ まどかぴあ 図書館 ショートストーリー 内田麟太郎 長野ヒデ子 羽床正範 佐藤陽子 石風社 わくわく どきどき 童話 作品集 大野城
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わくわくどきどき Ⅲ
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わくわくどきどき Ⅲ

「ねえ、おはなしよんで」。子どもたちのわくわくどきどきの夢をそだてたい、とまどかぴあ図書館に全国から届いた作品の受賞作品集第3弾。

  • 50頁 A5判並製
  • 4-88344-121-0
  • 定価:本体価格500円+税
  • 2005/03/31発行
モンゴルの黒い髪 バーサンスレン・ボロルマー 石風社 長野ヒデ子 モンゴル ゲル 遊牧民 伝説 絵本
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モンゴルの黒い髪
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モンゴルの黒い髪

敵は邪悪な4羽のカラス。武器もない女たちが、草原と家族をまもった……モンゴルの伝統が彩り豊かに描かれた作者の絵本第一作。「彩色の美しさ。画面構成の巧みさ。伝説への愛。高い水準の作品です」(内田麟太郎氏)。第19回国民文化祭上陽町絵本大会グランプリ受賞、文部科学大臣奨励賞作

  • A4判上製 28頁
  • 4-88344-115-6
  • 定価:本体価格1300円+税
  • 2004/11/13発行
ムーン かぎ猫 ネコ 石風社 おぎのいずみ 児童書 荻野泉 いのうえしんぢ 小学生 歴史 開発
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ムーンとぼくのふしぎな夏
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ムーンとぼくのふしぎな夏

かぎ猫ムーンとヒロシの時間をこえた大冒険。石棺のむこうは戦場! 古代伊都国の王位継承戦争が、現代のゴルフ場建設でゆれる糸島と、石棺のタイムトンネルで結ばれる!(児童書/小学校中学年から)

書評

選定図書から

全国学校図書館協議会報(Z)

 月光の下、ヒロシの前に白ネコが現れた。神秘的な緑の目とカギしっぽを持つこのネコを、ヒロシはムーンと名づけた。
 夏休みのある夜のこと、ヒロシはムーンに導かれて近所の花の隈古墳へ足を踏み入れる。古墳の石室はなんと古代の世界・伊都国へと通じていたのだ。そこでヒロシは王の娘カスナと出会い、王のしるしのまが玉をカスナの手に返すことを約束してしまう。こうしてヒロシとムーンの時間をこえた冒険が始まった。
 はるか古代の戦乱に巻き込まれとまどうヒロシは、一方、現実の世界では父母との確執やゴルフ場建設による古墳の取り壊し計画でさらに悩みは混乱するばかり。
 いわゆる現代っ子のヒロシは美少女を救い出す正義の味方と呼ぶには頼りない。だが、ヒロシが周囲の人たちの勇気や行動力に励まされ、少しずつ自力で試練に立ち向かう姿はかえって読者には身近で共感できる。1つの困難を乗り越えた後、力強い目で先を見つめるヒロシがさわやかである。

  • A5判197頁
  • 4-88344-012-5
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 1996/07/07発行
ぼくのねじはぼくがまく みずかみかずよ 石風社 長野ヒデ子 岩崎京子 絵本 おはなし 童話
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ぼくのねじはぼくがまく
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ぼくのねじはぼくがまく

岩崎京子氏「どれも幼児が体験する日常性ですが、ちょっと視点をずらすと、こうもいきいき新鮮なおはなしになるのですね。みずかみかずよさんの魔法です。みずかみかずよさんは詩も童話も、やさしいわかりやすいことばで書いています。しかし気がつくと、いつのまにかみずかみさんの世界に、私たちはいるのです。」

  • B5判上製83頁
  • 定価:本体価格1000円+税
  • 1986/11/15発行
バーサンスレン・ボロルマー  ぼくのうちはゲル 石風社 絵本 モンゴル ゲル 野間 国際 コンクール グランプリ 長野ヒデ子 遊牧民 宿営地
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ぼくのうちはゲル
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ぼくのうちはゲル

モンゴル・遊牧民の四季


「ぼくの さいしょのうちは まあるい かあさんの おなかのなか。このうちは かあさんのやさしさで いっぱい。ぼくが どんどん おおきくなり おなかのなかが きゅうくつになった」そして宿営地のゲルで生まれた男の子ジル。家族や家畜とともに、春夏秋冬と宿営地をめぐる、モンゴル遊牧民の四季と生活の絵本。野間国際絵本原画コンクール・グランプリ受賞作。

書評

さながら民族博物館で本物を見ているよう

平井妙子

 モンゴル遊牧民の男の子ジルの最初のうちは、まあるいかあさんのおなか、二番目のうちはとうさんの作ってくれたまあるいゆりかご、三番目のうちもまあるいゲル。このゲルで、四季の土地を巡る遊牧民の暮らしを、ジルの最初の一年間の成長に重ねた絵本である。
 作者ボロルマーは、1982年生まれの若い女性。モンゴル美術大学を卒業しウランバートル在住。十代から数多くの児童書・教科書に挿絵を描き、高く評価され、日本では04年に『モンゴルの黒い髪』で注目をあびた。なるほど、絵が素晴らしい。ゲルの中の様子、家具、生活雑具、民族衣装、髪型、そして家畜との暮らし等、頁をめくる毎に、さながら民族博物館で本物を見ている様な錯覚に陥る程、細かく丹念に描いてあり、圧巻といえる。
 さて、ジルの四番目のうちは、見渡す限りまあるく広がる大草原である大地。作者のモンゴルの文化や自然と共にある生活に対する愛情が画面から溢れる一冊。

  • 32頁 A4判上製
  • 4-88344-134-2
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 2006/04/30発行
別府華ホテル 観光王と娘の夢 佐和みずえ 石風社 別府 観光 温泉 油屋熊八 温泉旅館 旅館 繁盛
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別府華ホテル
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別府華ホテル

奇抜なアイディアと規格外の行動力で日本一の泉都を築いた観光王・油屋熊八をモデルに描かれた繁盛記。地獄巡りの開発、温泉マークの発明、観光バスガイドの創設、九州横断道路の提唱、はては富士山頂に「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」の柱を立てて別府観光の礎を築いた男の、とその娘の生涯を描く。

書評

涙、涙の「冒険譚」

中谷健太郎
地域生活圏研究所所長

 大正三年(一九一四)、三月下旬にカナダのバンクーバーを出港したアメリカ汽船コロラド号の、波おだやかな船上からこの物語は始まる。「グッモーニン、バロン。本日も仔牛のステーキになさいますか?」
「バロン」と呼ばれる、(背広のボタンが今にも弾けそうな…)「油屋熊八郎」と、(首筋から肩、肩から腰にかけて…小さな顔の中に、大きな涼しい目、先がツンと上を向いた鼻、笑うと白く健康な歯がこぼれる)少女「華乃」の、波瀾万丈の物語だ。
 時は日本近代の夜明け、年号は明治・大正・昭和に渉る。海を隔てた中国大陸に向き合って、登場人物たちの「江戸の名残の心意気」が九州・別府に炸裂する、と言いたいけれど、歴史の仕掛け舞台はちょっと甘い。炸裂するのは熱血「熊八郎」と元芸者「辰子」、それに、なんと言っても凛々「華乃」と逞しい漁師「襄一」の大恋愛物語である。それがなんとも劇画調でわかりやすく、私はあちこちのページで涙ぽろぽろだった。
 むろん当時の別府温泉が舞台である。目抜きの「流川通り」を埋立てて、その突端に「桟橋」を構築し、町の内外に乗り合いの「観光バス」を走らせ、地獄見物他の「遊覧ルート」を創設する。「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」。どれもが黎明期の別府に展開された実話の「冒険譚」である。しかしそれでもやっぱり、これは「夢物語」なのだ。登場人物は「そっくりさん」たち、懐かしい「教養小説」、そう、「主人公の人格形成、発展を中心として書かれた小説」(広辞苑)、もっと、えげつなく言えば「読んで賢くなる小説」である。
 涙の隙間に立ち止まって私はちょっとだけ賢くなった。二十八歳で由布院に帰り、自分で「旅館経営」を始めた頃の、眩しいばかりの「夢」と「緊張感」、日々の「苦労」と、返ってくる確かな「喜び」を、まざまざと思い出した。七十二歳の今、もう一度あの「煌めきに満ちた冒険の日々」に向き合ってみようと思い始めている。

「大分合同新聞」東西南北

「大分合同新聞」東西南北

 一枚の写真から、その小説は生まれたという。そこには数々の奇抜なアイデアで別府温泉を有名にした油屋熊八が、一人の娘と一緒に並んで座っている。このほど、彼をモデルに描いた小説「別府華ホテル 観光王と娘の夢」が発刊された▼著者は劇画の原作や児童書などを手掛けている大分市在住の佐和みずえさん。写真の女性から架空の娘、華乃を登場させ、熊八が米国から帰国後、別府で活躍する生涯を描いた。物語は娘の恋もからみ、親子の涙ありの奮闘ぶりがまるでドラマを見るように展開する▼小説とはいえ、時代背景と熊八の功績は各所に織り込まれている。ホテルを経営する傍ら、地獄巡りを開発したり、全国で初めて観光バスガイドを導入したり。「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」と富士山頂に標柱まで立てた。彼の痛快な人生を物語を通して学ぶことができる▼佐和さんはかつて別府市に住んだ時、公園で見つけた記念碑で初めて熊八のことを知った。ユニークな名前。しかも自分と同郷の愛媛県宇和島市生まれだったことから、いつか小説にしたいと思ってきた。ここで出会ったのが一枚の写真。構想が一気に広がったという▼国内外に別府観光を知らしめた熊八。次々と繰り出した大胆な発想と行動力には驚くばかりだ。もてなしの心を大切にし、何事も前向きに他地域と連携するなど、彼の精神は忘れたくない▼架空の娘を配したことに「奇抜すぎるかもしれませんが」と佐和さん。「とにかく熊八のような快男児がいたということを知ってほしい。そして皆さんに元気を出してもらえればうれしい」と話している。

  • 337頁 四六判並製
  • 4-88344-141-5
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 2006/11/30発行
花咲か 江戸の植木職人 岩崎京子 石風社 桜 サクラ さくら ソメイヨシノ そめいよしの 植木 江戸 駒込 岩崎 京子 長野 ヒデ子 植樹 キク 菊
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花咲か
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花咲か

ソメイヨシノの始まり始まり


江戸の町にソメイヨシノがやってきた! 江戸・駒込の植木師にひろわれた少年が、小さな花々の命と向き合い、江戸の町にあでやかな新種の桜を植樹し、開花させるまでのひたむきな姿を、清々しい筆致で描いた長編。(表紙絵・長野ヒデ子)

書評

ひきついだ命を大切に

吉橋通夫
児童文学作家

 被災地の桜は、まだ「つぼみ固し」ではないでしょうか。一日も早く、満開の桜を楽しめる日々がもどってくることを願っています。
 いま日本で一番多く見かける桜は、ソメイヨシノという品種です。咲き始めは淡い紅色で、満開になれば白い大輪の花を咲かせます。
 江戸時代に染井村(いまの東京駒込)から広まったとされるソメイヨシノは、落ちた種から発芽することは、ほとんどないそうです。自分ひとりの力では増えていくことが出来ないので、人の手で接ぎ木や挿し木などをして増やしていきます。それに、肥料をやったり、根もとの草を刈ったり、からんだツタを切ったり、あれこれ世話をしてやらないと、きれいな花を咲かせてくれません。

 この本は、ソメイヨシノをひろげるために力を尽くした染井村の植木職人、常七の物語です。
 十三歳で弟子入りした常七が残した日記のようなメモをもとにして、物語が進んでいきます。
 そのメモは、「さつきとをか、あめすこしづつたびたび。おやかたより、あづきあんやきもち二ケおふるまひ。大きさこのくらゐ」と旧かなづかいで書いてあり、「このくらゐ」のあとには、もらった焼きもちの大きさが丸印でなぞってあります。
 旧かなづかいは読みづらいですが、この本では、ちゃんと新しいかなをつけてくれいるし、読み慣れると意味が分かってきます。速読しないで、じっくりかみしめながら読んでみてください。
 
 歴史ものは、今では使わないむずかしい言葉が出てくるので、苦手な人が多いようですね。でも、何百年も前に生きていた人たちの暮らしぶりや風俗を知るのも楽しいことですよ。その時代にタイムスリップすれば、歴史の中で暮らしていた人たちの息吹が伝わってきます。昔の人は、こんなふうに生きてきたんだ、現代に生きる自分も、彼らの人生の続きにいるんだ……と思えてきます。過去に生きていた人々と今の自分の人生が、とぎれることなくつながっていることの不思議さとおもしろさ。
 自分の命は、いきなりこの世に生まれたのではなくて、たくさんの人たちの夢や希望をひきついで、今ここにあるのですね。ひきついだ命を大切に生きていきましょう。
 作者の岩崎京子さんは、ことし八十九歳。今も徹底した取材をしながら勢力的に書き続けています。

  • 254頁 四六判並製
  • 978-4-88344-173-0
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 2009/04発行
天を織る風 永田智美 甲斐大策 石風社 イスラム アフガニスタン 中世 信仰 愛
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天を織る風
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天を織る風

中世イスラム世界に迷い込んだ医学生・朝海。そして戦乱の小国の跡継・ユヌス。二人を操る美しくも哀しい運命──。時空を超え、宗教を超えて結実する「愛」と「信仰」のファンタジー

  • 272頁 A5判上製
  • 4-88344-075-3
  • 定価:本体価格1700円+税
  • 2001/09/15発行
 (35件中) 1〜10件目