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三池炭鉱 宮原社宅の少年
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三池炭鉱 宮原社宅の少年

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三池炭鉱 宮原社宅の少年
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三池争議の吹き荒れた昭和三〇年代の大牟田   炭鉱社宅での日々を遊び盛りの少年の眼を通して生き生きと描く   ///////////////////////////////////////////// …

書評

のどかな暮らしの先に深い意味

斎藤美奈子
文芸評論家

 福岡県大牟田市宮原町二丁目。三井三池炭鉱で働く人々が住む「宮原社宅」があった場所である。
 高さ2㍍ほどのブロック塀に囲まれた社宅に住むのは200世帯ほど。塀の外を社宅の人々は「外(がい)」と呼んだ。長屋式の社宅が並ぶ一角には共同風呂があり、隣の講堂では映画が上映された。
 著者は敗戦の翌年、この宮原社宅で生まれ、高校を出るまでここで育った。ベビーブームの走りの時代で、小学校の児童数は2千人を超えていた。
 そんな社宅での子どもの暮らしを本書は克明に描き出す。生活排水が流れ込む川でフナやザリガニをとり、台車を暴走させ、馬跳びや馬乗りやコマやパチ(メンコ)やラムネン(ビー)玉に熱狂し……。が、のどかな自分史に見えた本書に、じつは深い意味が込められていたことを、私たちは終盤近くで知るのである。
 東京の大学に進学後、知り合った女学生は、自分も福岡県大牟田市宮原町二丁目の出身だといった。ただし、彼女が住んでいたのは生け垣に囲まれたお屋敷のような「職員住宅」。
 同じ住所に住んでいたのに互いを知らない。〈職員住宅の人たちからすれば、私たちの方が「外」と呼ばれる存在だったのだ〉〈私たちは分断され閉鎖された状況を、当たり前のように受け入れながら育ってきていたのだ〉
 三池炭鉱はかつて囚人労働や強制労働が行われた炭鉱でもあり、また三池闘争(1960年)の舞台としても知られている。
 闘争の最中、昇進を打診された父に農中少年はいった。〈お父(と)さんが係り員になって、給料が上がることは嬉しか。ばってんそれは、三池労組を出るということやろう〉〈それは、いやばい。考えられん〉
 三池炭鉱宮原坑跡は昨年、ユネスコ世界文化遺産のひとつに登録された。そのすぐ側にあった暮らしがいまはない。クラッとするような感覚に襲われる。(朝日新聞2016年8月14日)

  • 四六判上製 256頁
  • ISBN978-4-88344-265-2
  • 定価:本体価格1800円+税
  • 2016/06/10発行
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馬毛島漂流
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馬毛島漂流

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馬毛島漂流
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石油備蓄基地誘致 全島民の離島 企業による土地買収 大規模な「滑走路」工事 日米安保の渦の中で、 〝漂流〟する島・馬毛島 種子島在住の元新聞記者が 島に渡り、歩き、喰い、 時には遭難して知った 馬毛島の今を、 短歌と写真 …

  • 四六判上製 218頁
  • ISBN978-4-88344-257-7
  • 定価:本体価格1600円+税
  • 2015/10/20発行
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終わらない被災の時間
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終わらない被災の時間

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終わらない被災の時間
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見えない放射能と情報不安の中で、 幼い子どもを持つ母親のストレスは 行き場のない怒りとなって、ふるえている 本書は、避難区域に隣接する福島県中通り九市町村の二〇〇八年度出生児全員(調査時点では三〜四歳)とその母親(保護者 …

  • 281頁
  • ISBN978-4-88344-250-8
  • 定価:本体価格1800円+税
  • 2015/03/20発行
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馬毛島異聞
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馬毛島異聞

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馬毛島異聞
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鉄砲伝来の島・種子島の西方12キロに浮かび野生鹿群れる小さな島の歴史物語。お家騒動から島の開拓・開発、そして実らぬ恋まで──。種子島家の支配のもとにあった島の歴史を史実と伝統を綴り合わせながら郷土史の泰斗が遺す。

  • A5判上製 101頁
  • 978-4-88344-236-2
  • 定価:本体価格2000円+税
  • 2013/09/01発行
フィリピンの小さな産院から
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フィリピンの小さな産院から
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フィリピンの小さな産院から

フィリピンの最貧困地域にクリニックを開いて13年。伝統的風習と近代化のはざまで悪戦苦闘しつつのてんやわんやの日々の記録。丸裸の人間が見え、本当の豊かさと、「本当に母子にとって良いお産とは」を問う、泣き笑いの奮闘記。

  • 四六判上製 287頁
  • 978-4-88344-226-3
  • 定価:本体価格1800円+税
  • 2013/04/01発行
9784883442201
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ペンと兵隊
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ペンと兵隊

北九州・若松の沖仲仕頭領・玉井金五郎の長男として生を受け、文学を志し上京。帰郷後、労働者の組合運動に身を投じ、芥川賞受賞の「糞尿譚」や従軍小説「麦と兵隊」などで一躍、国民作家の地位を確立するも、戦後、連合軍により公職追放――。激動の時代とともに葛藤しつつ揺れ動いた文学者たちが背負った思想的課題を、葦平作品に内在する振幅の中から問い直す評論集。

  • 四六判 上製 240頁
  • 978-4-88344-220-1
  • 定価:本体価格2000円+税
  • 2012/11/30発行
世間遺産放浪記 俗世間 藤田洋三 写真 建築 石風社 小屋 土壁 遺産 庶民
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世間遺産放浪記 俗世間篇
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世間遺産放浪記 俗世間篇

それは、暮らしと風土が生んだ庶民の遺産。建築家なしの名土木から、職人の手技が生んだ造作意匠、無意識過剰な迷建築まで、心に沁みる306遺産をオールカラーで紹介する第2弾。

  • A5判変型並製367頁
  • 978-4-88344-208-9
  • 定価:本体価格2700円+税
  • 2011/12/30発行
三池炭鉱 月の記憶 そして与論を出た人びと 与論 炭鉱 三池 塵肺 沖縄 井上佳子 石風社 三池労組 
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三池炭鉱「月の記憶」
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三池炭鉱「月の記憶」

三井三池炭鉱の108年の歴史。囚人労働に始まった炭鉱は、与論の人びとがその一端を担った。仕事を制限され、賃金は差別され、炭住は隔てられ……それでも彼らは懸命に働き、泣き、笑い、踊り、強靭に生き抜いた。そして中国人、朝鮮から連れてこられた人、炭塵爆発、三池労組。過酷な労働と差別によって成し遂げられた三池炭鉱を「影」の記憶をそして生き抜いた人びとの強さを追い求めた珠玉のノンフィクション。

  • 四六判上製255頁
  • 978-4-88344-197-6
  • 定価:本体価格1800円+税
  • 2011/07/20発行
昭和二十年八さいの日記 佐木隆三 黒田征太郎 石風社 原爆 平和 ヒロシマ ナガサキ ピカドン PIKADON PROJECT  広島 長崎 誕生日 ポツダム宣言 8月15日 敗戦 終戦 戦争 平和 命 いのち 赤いリンゴ
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昭和二十年八さいの日記
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昭和二十年八さいの日記

「ぼく、キノコ雲を見たんだ」


その少年は、「おくにのために」死ぬ覚悟だった。八歳だった佐木隆三氏が少年の心象を書き、7歳だった黒田征太郎氏が渾身の気迫で絵を描いた。リアルなHIROSHIMAとNAGASAKI。そして平和と命への希求が描かれた〈イノチの絵本〉

  • A4判上製カラー 32頁
  • 978-4-88344-196-9
  • 定価:本体価格1300円+税
  • 2011/07/07発行
語れぬ妻へ 石風社 弥勒 祐徳 闘病 日記 画家 八十八歳 在宅 介護
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語れぬ妻へ
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語れぬ妻へ

ただひたむきに絵を愛し描きつづけた画家を、妻は支えつづけた。夫は、寝たきりになった妻を自宅で介護すると決意。妻の姿を毎日画帳に描きつづけた。去り行く妻との究極の愛──。

  • B5変型並製331頁
  • 978-4-88344-193-8
  • 定価:本体価格2500円+税
  • 2011/01/31発行
 (92件中) 1〜10件目