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北九州市 50年の物語
62年の5市合併から現在まで、忘れられないあの出来事を、秘蔵写真とともにふりかえる半世紀のタイムトラベル。(写真多数収録) -
花、若しくは透明な生
【詩集】──閉塞した不透明な時代の透明な生。「十数年前に東京都庭園美術館で見たロバート・メイプルソープの花の写真が印象に残っている。ゾクッとするような妖しさや、その花びらの透明感。段々と枯れていく花にも魅力を感じるようになる」(「あとがき」より) -
うみがめレイチェル
美しくゆたかだった、ふるさとの入り江。失われてゆく自然のなかで、生まれてくる子がめたちのため、レイチェルと海のなかまたちが時をこえた友情でつながりあう。大きな海に抱かれた、小さないのちの物語。 -
フィリピンの小さな産院から
フィリピンの最貧困地域にクリニックを開いて13年。伝統的風習と近代化のはざまで悪戦苦闘しつつのてんやわんやの日々の記録。丸裸の人間が見え、本当の豊かさと、「本当に母子にとって良いお産とは」を問う、泣き笑いの奮闘記。 -
大筑後川
九州最大の一級河川、筑後川の雄大な美を活写した20年の記録。源流の山々から有明海まで、カラー150点! -
北山湖殺人事件
福岡、佐賀を舞台に居酒屋の美人女将が活躍する表題作ほか、結婚詐欺の嫌疑をかけられ女将・容子が身の潔白をはらすべく奮闘する「トリプルシャドー」のミステリー2作を収録。 -
土の話
醗酵学の小泉武夫氏と、魂のイラストレーター・黒田征太郎氏の強力コラボレーション。フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発するイノチの絵本。 -
地形から読む 筑前の古地名・小字
薬院=泥地。警固=崩壊地。呉服町=湿地。筑紫=丘陵。遠賀=高台 漢字以前のヤマトコトバの音韻と、現地の自然地形をベースに、消えた大字(おおあざ)・小字(こあざ)、他地域の類似する地名まで細かく調査。旧筑前エリア450ヶ所の由来を解く労作。 -
ペンと兵隊
北九州・若松の沖仲仕頭領・玉井金五郎の長男として生を受け、文学を志し上京。帰郷後、労働者の組合運動に身を投じ、芥川賞受賞の「糞尿譚」や従軍小説「麦と兵隊」などで一躍、国民作家の地位を確立するも、戦後、連合軍により公職追放――。激動の時代とともに葛藤しつつ揺れ動いた文学者たちが背負った思想的課題を、葦平作品に内在する振幅の中から問い直す評論集。 -
福岡赤煉瓦文庫1 逃亡/月明
日中戦争末期、指針を失い弛緩した戦線から突如逃亡をはかった二人の兵士と、その追跡の任にあたった兵士の間の内面の葛藤を描き、一九四六年発表当時、火野葦平から激賞された長篇「逃亡」。紀元前の大陸を駆け巡った匈奴の冒頓単于の流転のドラマを描いた最晩年の短編「月明」。戦後間もない福岡で産声を上げた文芸誌『午前』を俳人・眞鍋呉夫らと創刊し、三島由紀夫や檀一雄らスター作家の寄稿を初め、多くの後進作家も育てた名編集者だった北川晃二。長らく絶版状態だった代表作を収めた貴重な作品集。