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小児科の窓から
現役パパ先生が綴る、子育てと医療と遺伝子のおはなし。「現在、医療の発達により、多くの病気から解放される一方、これまであまり問題とならなかったアレルギー、ストレス社会がこどもの心身をじわじわむしばみつつあります。かつてない豊かさの中で、いまこそ、こどもを取り囲む社会および家庭環境、とくに家族のあり方を見つめ直す必要があると思います」(本書あとがきより) -
水俣病事件と法
水俣病事件における企業・行政の犯罪に対して、安全性の考えに基づく新たな過失論で裁判理論を構築。工業化社会の帰結である未曾有の公害事件の法的責任を糾す。──水俣病事件と共に生きてきた一法律学者の二十五年におよぶ渾身の証言集。 -
阿蘇グリーンストック
ポスト・バブルの生活──高度消費文明の果てに農と生命が危機に瀕している。無農薬や有機農法の作物を、エゴイスティックに求める時代も終わった。生産者と消費者の対立を超えて、共に新しい生活価値を生み出そうとする試みがはじまろうとしている。【立松和平氏推薦】「昔も今も大切なのは、命の源を失わないことです。命の源とは、水であり、水を生む緑であります。当たり前のことを改めていわねばならないのが、私たちの時代なのではないでしょうか。心ある人たちがこうして集まってきたのが、心強いことです。」 -
アフガニスタンの秘宝たち
打ち続く内戦によって破壊され散逸したアフガニスタンの歴史的遺産をポストカード・ブックに収めた。──映画制作の過程で奇跡的に撮影されたシルクロードの遺産たち。 -
秋の川
九州の山里を舞台に描かれる秀麗な小説集。「秋の川」山奥の温泉旅館の女主人三代の哀歓を描く。「山里」老いた父母を引き取っての十年の悲喜交々。ほか。 -
酒のある風景
花はあっても美しい花という花はない。酒にも美味しい酒という酒はない。だが美味しい酒を飲むことはできる。某年某月某日、そこには酒があった。某氏の歩みがあった──。酒をめぐるエッセイ集。 -
エロースへの招待
あとがきより──「この「エロース」という主題そのものは、文学に多少でも接する人たちにとって、好むと好まざるとに関わらず、無視するわけにはいかない重要な要素の一つであることだけは間違いない、と確信しています。……これから先、時代がいくら進んでも、人間が感情を持つ存在として生き続ける限り、こうした事情には変りがないと思うからです」 -
法(のり)の花ごころ
これから結婚するひと、結婚しているけれど、一度は離婚も考えたひとへ。女性弁護士からの心のこもった知恵とアドバイス -
年々去来の花
結婚・離婚・遺産相続……と、人間関係の修羅場を見つづけてきた著者が、能狂言に重ねつつ人間の愛憎劇を越えるための知恵を紡ぐ -
海路 創刊号
海からの視座で読み直す新しい九州学・創刊号