歴史・戦争– category –
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窓の向こう
子どもと魚には 物事を決める 権利はない ポーランドの 厳格なユダヤ人家庭に 育った少年は、 な ぜ 子どもたちのために 生涯を尽くしたのか 〝子どもは未来ではなく、ありのままの今を生きる人間であり、大人から対等の人間として敬意を持って接してもらう権利を持っている〟。ヤヌシュ・コルチャックのこの養育理念は一九八九年十一月二... -
写真でたどる福岡県の戦後75年
記者と市民が撮った231点の写真で綴る福岡県の戦後 空襲・敗戦・進駐軍・引揚・炭鉱・産業・公害・災害・事件・お祭り・スポーツ・新型コロナ―― 「本書に掲載した200枚余りの写真をたどると福岡県の戦後が見えてくる。一枚一枚のカットに戦争の傷痕、復興に向けての気概、そして人々の喜び、怒りが込められている。福岡県の戦中... -
原三信と日本最古の翻訳解剖書
杉田玄白の『解体新書』に先立つこと87年――日本最古の翻訳解剖書があった1686年、筑前藩医・六代原三信が長崎・出島にて蘭方外科医の免状を受けた。その翌年、ヨハン・レメリン著『小宇宙鑑』の翻訳解剖書(本木庄太夫訳)の筆写を終える。1774年刊行の『解体新書』に先立つこと87年。日本最古の翻訳解剖書写本である。---------------------... -
アウシュヴィッツのコーヒー
ドイツという怪物をコーヒーで読み解く 「アウシュヴィッツなしにはヨーロッパ人がアフリカ人にしたことは、決して理解できなかっただろう」 (アルフレッド・メトロー) 戦争が総力戦の段階に入った歴史的時点で、戦時と平時が明快な区別線をもたなくなった。コーヒーを飲みたいという個人的な欲求が国民的欲求となり、それが国... -
死者のために
十五歳で阿蘇の山村を出たひとりの少年が 満州・シベリアでの過酷な体験を経て 一個の画家となった 私の少年のときのもうひとつの夢、 絵を描くということは、 染みついた兵隊色を 生涯をかけてぬぐいとる作業かも知れない。 =・=・=・=・=・=・=・=・=・= 版画家 浜田知明 なるべく解りやすく、自然に目に見えるか... -
博多に生きた藩医
日本で初めての翻訳解剖書を一子相伝で伝える博多医家の四百年 -
日本国憲法の平和主義
戦争という武力紛争を、法的論理によって回避することは可能だろうか。法律実務家である弁護士が、日本国憲法の平和条項と東京裁判をもとに、戦争と平和について考えた。たとえば、戦争犯罪について、その賠償責任を敗戦国のみが一方的に負うことは、法的に正しいのか。 -
大正・昭和を生きて
海軍軍医を父として、大正時代に生まれ、関東大震災、昭和の戦争の時代を生き抜いたひとりの個性的な人物が、等身大で体験した日々の記憶を記す -
馬毛島異聞
鉄砲伝来の島・種子島の西方12キロに浮かび野生鹿群れる小さな島の歴史物語。お家騒動から島の開拓・開発、そして実らぬ恋まで──。種子島家の支配のもとにあった島の歴史を史実と伝統を綴り合わせながら郷土史の泰斗が遺す。 -
北九州市 50年の物語
62年の5市合併から現在まで、忘れられないあの出来事を、秘蔵写真とともにふりかえる半世紀のタイムトラベル。(写真多数収録)