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くらし・教育・子育て既刊
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地方大学の挑戦
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地方大学の挑戦

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地方大学の挑戦
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グローバル化する世界の中でこそしっかり地に足をつけ自立的に思考しつつ世界に向き合う人材が求められる。   本書は、長崎県立大学の教員たちが、激動する時代の中で新しい教育法を模索し苦闘する実践の記録である。 &n …

  • 四六判並製245頁
  • 978-4-88344-270-6
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 2017/2/15発行
火の話

火の神から火をあたえられたニンゲンたち、火の神は一つ約束をしました。「火を使って、殺し合いをしてはならぬ」。──ニンゲンにとって「火」ってなんだろう。戦争から原子力発電まで、宇宙や神話という永い時間の中で考えてみたい──という思いからできた絵本。

  • A4版上製33頁カラー
  • 978-4-88344-206-5
  • 定価:本体価格1300円+税
  • 2011/12/08発行
フィリピンの小さな産院から
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フィリピンの小さな産院から
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フィリピンの小さな産院から

フィリピンの最貧困地域にクリニックを開いて13年。伝統的風習と近代化のはざまで悪戦苦闘しつつのてんやわんやの日々の記録。丸裸の人間が見え、本当の豊かさと、「本当に母子にとって良いお産とは」を問う、泣き笑いの奮闘記。

  • 四六判上製 287頁
  • 978-4-88344-226-3
  • 定価:本体価格1800円+税
  • 2013/04/01発行
この道一筋

昭和50年代から平成19年青春佐賀総体まで、その拳ひとつで親子以上の信頼を築きあげてきた指導者と生徒たちの、四半世紀に及ぶ情熱と激闘の記録。──リングに刻む子弟の絆。

書評

ボクシング、その心の強さ

岩田直仁
西日本新聞記者

 一九八七年、全国高校総体ボクシング大会が札幌市で開催された。注目選手はライトフライ級に続いてライト級制覇を狙う豊国学園(福岡県)の鬼塚勝也。準決勝でその夢を絶ち切ったのは、徳島の生徒だった。後に鬼塚はWBAスーパーフライ級王者に、徳島の川島郭志はWBCスーパーフライ級王者になる。高校ボクシング史に語り継がれる勝負である。
「二人とも学生時代から抜きん出た選手でした。でも、高校、大学でボクシングに青春を賭けたほとんどの選手は、大きな脚光を浴びることもなく、リングを去っていくんです」
 自らもそんな名もなきボクサーだった。佐賀市大和町の出身。地元・龍谷高校でボクシング部に入り、推薦で中央大学へ。ヒットアンドウエイが得意なサウスポーのボクサータイプ。「周囲から『おまえは左腕一本で大学に行った』と冷やかされたもんです。とはいえ、プロで食っていける才能なんて、誰にでもあるわけないじゃない」。大学卒業後に就職したが、すぐに退職。満たされない心を抱えたある日、新聞記者の父から譲り受けた一眼レフを手に、出掛けたのは後楽園ホールだった。
「後輩の写真を撮ってやろう、という軽い気持ち。そんな写真をボクシング雑誌に持ち込むと、買ってくれた」。転機になった。八三年から高校ボクシングに対象をしぼり、国体、インターハイ、全国高校選抜などに足しげく通ううちに写真家として認められ、拳を交わす選手だけでなく、リングサイドの指導者にほれ込んでいった。
 この本には「高校ボクシング指導者の横顔」というサブタイトルがある。鬼のような形相で叱咤する男がいれば、おおらかな笑顔で見守る男もいる。「癖がある人が多いし、魅力も人それぞれ」。ただ一つだけ、共通点がある。「絶対にあきらめない心の強さ。それを生徒に伝えようという思いです」。モノクロ写真の中の男たちの顔には、張り詰めた精神と奥行きのある優しさの両方があふれている。
 東京と郷里の佐賀を行き来しながら、写真教室などの講師を務める。これが記念すべき第一冊となる。四十九歳。

作品貫く「無償の情熱」

後藤正治
ノンフィクション作家・神戸夙川学院大学教授

 高校ボクシングの世界を撮った写真集『この道一筋』が刊行された。まず特記すべきは、昭和50年代から平成19年の佐賀総体まで、四半世紀をかけた仕事であることであろう。リングサイドで、ヘッドギアをつけた高校生部員と、部員に覆いかぶさるようにアドバイスするオジサン指導者のツーショットが数多く収録されている。
 写真家は高尾啓介氏。氏とは面識がある。西宮市にある定時制高校ボクシング部の顧問教諭と部員たちを追った拙著『リターンマッチ』の取材中、相前後して高尾氏も取材に来られていたからである。
 写真集には、この顧問教諭もアップで撮られている。部員へのいつくしみというのか、深みのある表情は何度見ても飽きない。写真家にとって〝この一枚〟といえる写真であろう。他にも印象深いワンショットが幾枚もある。
 見終わって浮かんだのは〈無償の情熱〉という言葉であった。高校ボクシングはマイナースポーツである。部員も指導者もボクシングに打ち込むことによって目に見える見返りが得られるわけではない。それでも彼らはリングという場に魅入られ、熱い時間を過ごしていく。その中で、思わぬ自己表現や生の発露を行っていることが読み取れるのである。
 著者略歴によれば、高尾氏は大学時代、ボクシング部員であったとか。長期に及ぶ仕事は氏の青春の決算にかかわる部分もあったのだろう。
 この写真集の作品性は、高校生と指導者と撮り手の、いずれも無償の情熱という共通分母によって支えられている。

  • A4判並製122頁
  • 978-4-88344-153-2
  • 定価:本体価格1800円+税
  • 2007/11/20発行
鹿児島ことばあそびうた 鹿児島弁 ことばあそび 植村紀子 林舞 詩集 かごっまべん 石風社
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鹿児島ことばあそびうた 2
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鹿児島ことばあそびうた 2

著者による朗読視聴できます! おせ(大人)も子どんも、やっせんぼ(弱虫)もてんがらもん(利口者)も、おごじょ(娘さん)もまごじょ(孫)も、あっまっ(灰汁まき)もカライモも、みんなで楽しめる鹿児島弁ことばあそびうた詩集第2弾!

  • A5判変型並製 106頁
  • 978-4-88344-210-2
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 2012/05/05発行
鹿児島ことばあそびうた 植村紀子 長野ヒデ子 谷川俊太郎 詩 鹿児島 方言 石風社 かごしま ことば あそび
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鹿児島ことばあそびうた
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鹿児島ことばあそびうた

鹿児島ことばあそび朗読CD付き!


「掘り出されたばかりの さつまいもみたいに 無骨だが、焼きたてのさつまいもみたいに おいしい ことばたち、 懐かしい声が ひそんでいる、 昔からの暮らしの匂いがよみがえる」(谷川俊太郎氏)

  • A5判変型並製 96頁
  • 978-4-88344-108-2
  • 定価:本体価格2000円+税
  • 2004/05/31発行
街道茶屋百年ばなし 子育てまんじゅう 岩崎京子 子 授け まんじゅう 土産 サボテン 宿場 時代小説 街道 岩崎 京子 田代 三善 茶屋 百年 ものがたり 児童 読み物 文学 東京 江戸 文化 文政 小説 鶴見 東海道
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子育てまんじゅう
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子育てまんじゅう

子授け観音にあやかったまんじゅうを商う参道の土産物屋の姉妹を描く表題作や、もらいうけたサボテンを持て余す茶屋の主を描いた「さぼてん茶屋二代」など、古史料をもとに、文化文政期の東海道・鶴見村と周辺の宿場町の生活風景をさわやかな筆致で描く短編時代小説集

  • 四六判並製 224頁
  • 4-88344-119-9
  • 定価:本体価格1500円+税
  • 2005/03発行
9784883442348
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演じてみよう つくってみよう 紙芝居
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演じてみよう つくってみよう 紙芝居

日本で生まれた紙芝居が、いま世界中で大人気。紙芝居は観るだけでなく、自分で演じて、そしてつくってみると、そのおもしろさがぐんと広がします。豊富なイラストで楽しめる紙芝居の入門書!


紙芝居はいま世界中で大人気。豊富なイラストで楽しめる紙芝居の入門書!

  • A5判並製 128頁
  • 978-4-88344-234-8
  • 定価:本体価格1300円+税
  • 2013/06/25発行
なんでバイバイ バイバイ するとやか ごとうひろし なすまさひこ 石風社 絵本 障害児 養護学校
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『なんでバイバイするとやか?』
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『なんでバイバイするとやか?』

養護学校にかようてつお君は、いつもバイバイしながらよってくる。「なんでバイバイするとやか?」と、きんじ君。この絵本をひっくりかえして読むと、てつお君の気持ちがわかってくるよ。(小学生低学年から)

  • A4判上製 42頁
  • 978-4-88344-160-0
  • 定価:本体価格1300円+税
  • 2008/03/13発行
いのち

丸山豊記念現代詩賞受賞


みずみずしいこどもの魂をもって、生きとし生きるものへの愛と共感をうたいつづけた詩人・みずかみかずよの全詩業。心があったかくなる生命(いのち)への讃歌。

書評

みずかみかずよ全詩集『いのち』に思う

森崎和江
作家

 第5回丸山豊記念現代詩賞は、みずかみかずよ全詩集『いのち』に贈られる。現在、詩を対象とした賞は全国に数多い。しかし、それぞれ故人の詩集や、全詩集、訳詩集を対象からはずしているのだが、丸山豊記念現代詩賞にはそのような規定はない。
 みずかみかずよさんは一九八八年に亡くなっておられる。『いのち』は、かずよさんが生涯書き続けた詩作品の集成で、夫の水上平吉氏によって編まれた大冊である。選考委員のひとりとして私は、この全詩集が受賞詩集として決定したことを、心からうれしく思っている。そして、同時代を生きたものとして、詩人みずかみ数よさんの生涯かけての精進に、深くお礼を申し上げたい。
 かずよさんの詩作品にはこれまでも折にふれて接してきた。けれども、面識を私は持たない。経歴によれば三五年に八幡市で生まれておられる。そして終生、北九州市で過ごされたご様子である。私は戦後、福岡県内の筑後、筑豊、筑前で暮らしてきた。が、わが心身ひとつさえ、持てあまし、たえまなく心は放浪を続けていて、とうとうお会いする折を持たなかった。
 それでも、こうして全詩集に接していると、その心の軌跡は手にとるように伝わる。そして、没後の今、この詩精神がどのように切実に待たれていたかを、痛切に思わせられるのである。
         ■
 一読いただければ、今日を生きる老若男女のだれの心にも届く大切なものがあることを、感じとってもらえると思う。戦後五十年、繁栄を求め、平和を願いつつ私たちは努力してきた。目を見張るほど一般の生活は向上し安定してきた。敗戦直後、筑後に引き揚げ者として身を寄せた私には、戦後の姿は心に焼きついていて、あの空虚をその後の歳月でよくぞここまで、と思うほどである。
 そして、昨今、ふとこの繁栄の、その影に気がついているのだ。それは思いがけない形でやってきた。大人の私たちの背を、刺すような鋭さで。私たちが、明日を築いてくれる人々として何よりも大切に思っている、少年、少女。子どもたち。まだ幼稚園へも通わぬ幼い魂。その叫び声!
 子どもの心も身体も自然をより求めているのに、大人はそのことにあまり気がついていない。伝えるには未熟な言葉の内側に、せいいっぱいの悲痛をこめて、朝夕子らのまなざしがうったえかける。その視線に、私は、どうこたえているのか。それは子どもどうしのいじめなどへと押しこめてすませられる問題ではないのである。
 詩を書くということは、言葉の発生基盤に深くかかわることを、私は戦後久しく続いた私自身の心身不調によって、肝に銘ずるように知らせられた。私はかつての植民地朝鮮で生まれ育った。子どものころから、詩や絵を楽しんでいた。つまり、朝鮮の風土や自然や人びとのしぐさや生活の様子などにしみとおっている歴史と文化とが、たまたまその大地と青空の間に生み放された心と体に、これがお前の生の時空なのだよと、輝きを放っていたのだ。そこには、風が吹き、光が射し、木が繁り、多くのいのちが互いに生きていた。人間だけではないのである。言葉もまだ持たぬころから、人の魂は、生の環境としての世界を感じとるのである。
 そのことに対する私個人の、他国侵食の痛みのはねかえりについては、これは今日までの彷徨に反映しているわけだが、しかし、五十年後の今、戦後を生きてきたひとりとして、私もまた、幼いいのちたちをしっかりと受けとめてきたのか、と自問するのである。
 詩とは、世界を受けとめる力であり、見えない明日への祈りである。それは言葉の技術ではなく、言葉の魂である。心を耕し耕し、土や水や風や時間を耕し耕し、ようやく、したたってくる明日への祈り。あるいは、エロス。いのちのみなもとなのだ。
         ■
 みずかみかずよさんは童話作家でもある。その作品はみな、自分を捨てず、他者を受けとめる努力の果てに見えてくるものを求める。それは生誕した瞬間、身に映じた宇宙の姿なのかもしれないのだが、悲しいかな、人間は人間の限界を背負って生きるしかない。そのことに対して、まことに誠実で勇気ある詩人である。
  胃を きりとられて/あまり/かるくなったので
  季節の かわりめの/風に ふかれると/とばされそうです
  点滴の ビニールのくだで/しっかり/つながれてはいますが
  いま/とばされたなら/わたしは紙風船
  その手に/うけてくれますか
  自由に/とばせてくれますか
「窓の外へ」という詩である。

  • A5判上製512頁
  • 定価:本体価格3500円+税
  • 1995/07/30発行
 (30件中) 1〜10件目