写真集・画集– category –
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十五歳の義勇軍
十五歳で満蒙開拓青少年義勇軍に志願、十七歳で関東軍に志願、自爆間際で敗戦、四年間のシベリア抑留を経て帰国、炭焼き、土工をしつつ、絵描きを志した著者による感動のエッセイ集。 阿蘇の山村を出たひとりの少年が、満州・シベリアでの過酷な体験を経て、一個の画家となった――。 -
アフガニスタンの大地とともに
アフガニスタンの農業復興を夢みながら、08年8月、志半ばで凶弾に斃れた1青年の遺した深き心。彼と行動を共にした日本人ワーカーによる追悼文と多数の写真で綴る遺稿・追悼集 -
仙厓百話
扶桑最初善窟「聖福寺」の仙厓さんは、美濃のお生まれ、八十八歳までの五十年を博多でくらした高徳奇行のお坊さま。仙厓さんの嫌いなものは、俗物・成金・侍で、子供や貧乏庶民には心底温かい、軽妙洒脱で粋な方。軽妙辛辣な逸話の宝庫! -
日本人が見た’30年代のアフガン
1935年(昭和10年)、熱砂のアフガニスタンで農業指導に奔走した日本人がいた。一人の明治人とその妻が、苛酷な日常を通じて異文化と真摯に向き合い、日々の生活と内面の葛藤を綴った貴重な記録。写真多数。 -
藁塚放浪記
北は津軽の「ニオハセ」から宮城の「ホンニョ」飛騨の「ワラニゴ」宇和の「ワラグロ」出雲の「ヨズクハデ」、南は薩摩の「ワラコヅン」、はては韓国、アフガンまで、秋のたんぼをかけめぐり、藁積みの百変化を追った30年の旅の記録。 藁塚(わらづか)=稲刈りを終え、乾燥させた稲束を脱穀したあと(または脱穀の前に)、藁を積み上げられたもの。 -
鏝絵放浪記
鏝絵(こてえ)という職人技に魅せられた一人の写真家が、故郷大分を振り出しに日本全国を駆け巡り、中国・アフリカまで歩き続けた、25年の旅の記録。(鏝絵=左官職人が鏝を使い、漆喰をレリーフ状に盛り上げ、民家の戸袋や壁、土蔵を塗り出したもの) -
追放の高麗人
1937年、スターリンによって遥か中央アジアの地に「追放」された20万人の朝鮮民族=高麗人。国家というパラノイアに翻弄された流浪の民は、日本近代のメロディーを今日も歌い継ぐ。人々の絶望の奥に輝く希望の灯火、歴史のあやなす数奇なる運命に魅せられ、綴られた百年の記憶の物語。旧ソ連に生きる離散の民は、日本近代の歌謡「天然の美」を今も歌い継ぐ。