土の話

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文:
小泉武夫
絵:
黒田征太郎
判型・頁 A4判上製 33頁
ISBN 978-4-88344-225-6
定価 1430円(本体1300円)
発行日 2013/03/31

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醗酵学の小泉武夫氏と、魂のイラストレーター・黒田征太郎氏の強力コラボレーション。フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発するイノチの絵本

「こりねでまだ放射能なんていじりまわしたらよ、今度こそ何もかも終わりだもんない」
フクシマの「土」が、阿武隈弁でおおいに語る。

著者略歴
小泉武夫
[こいずみたけお]

1943年福島県小野町の酒造家に生まれる。

現在、東京農業大学名誉教授、鹿児島大学客員教授、琉球大学客員教授、別府大学客員教授、広島大学大学院医歯薬学総合研究科客員教授、石川県立大学客員教授。

日本経済新聞に「食あれば楽あり」を20年間連載中。農学博士。専攻は醸造学・醗酵学・食文化論。

文筆家としても活躍中。世界各国を訪れ、その地の食文化を研究する「食の冒険家」でもある。『食あれば楽あり』、『食と日本人の知恵』『醗酵食品礼讃』など、単著は126冊を数える。

黒田征太郎
[くろだ・せいたろう]

1939年大阪生まれ。画家・イラストレーター。 米軍軍用船乗務員など多くの職業を経て、1969年、長友啓典氏とK2設立。1992年よりニューヨークにアトリエを構え、国内・国外で幅広く活動。 主な作品『KAKIBAKI』『戦争童話集・全4巻』『風切る翼』『もじと絵』『リオ 旅に出た川』他多数。2004年「PIKADON PROJECT」を開始。2009年活動の拠点を北九州市に移し、ライブペインティングや壁画制作等を精力的に展開。3.11の震災以降は東北にしばしば出かけ、表現者として全力投入している。近作絵本に『火の話』『昭和二十年八さいの日記』(文・佐木隆三)、『水の話』(文・近藤等則)、『土の話』(文・小泉武夫)、『岩になった鯨』(文・ふくもとまんじ)がある。

1939年 大阪・道頓堀に生まれる。
1945年 疎開先の滋賀県で終戦を迎える。
1955年 高校を 1年で退学、船員として米軍の揚陸艦に乗り込み
1年半の間にプサン、マニラ、ハイフォン、サイゴンなどを航行。
1967年 北米を放浪。
1968年 野坂昭如と出会う。装画や挿絵を担当していく。
1969年 長友啓典と共にデザイン事務所「K2」を設立。
1992年 ニューヨークにアトリエを構え、国内外で活動する。
1994年 「野坂昭如 戦争童話集~忘れてはイケナイ物語り~」プロジェクト開始。
2004年 PIKADONプロジェクト開始。
2009年 拠点を北九州市門司区に移す。
2019年 田川伊田駅横のトンネル内に山本作兵衛炭坑記録画のオマージュ作品を制作。
2021年〜2022年 田川市美術館で黒田征太郎展
        「起きる、描く、寝る。いきる。」

現在も絵画、絵本、ライブペインティング等、精力的な制作を続けている。

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