とれたての新刊– category –
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核心・〈水俣病〉事件史
水俣病の発生から 第一次水俣病訴訟の判決・自主交渉まで、一法律家が根底的に検証し続けた水俣病事件の核心的事項を記す 水俣病事件 入門決定版 第1部 水俣病とは何か Ⅰ 水俣病の発見と行政の責任 1 ネコ実験 2 有機水銀説 3 原因究明 4 行政責任 5 見舞金契約 Ⅱ 第二の水俣病と認定問題 1 新潟水俣病 2 水俣病認... -
〈増補・新装版〉水俣病にたいする企業の責任
資本の論理に対し安全の論理を構築——。水俣病第一次訴訟を共同作業により理論面で支えた、ユニークな研究成果 現在そして未来への責任と施策を問うた、先駆的な書 ———〈増補・新装版〉刊行にあたって 有馬澄雄(水俣病研究会代表) 水俣病研究会は、1970年8月に『水俣病にたいする企業の責任——チッソの不法行為』(水俣病研究会著、水... -
弁護士の日々記
「戦後八十年」なし崩しの危うさに静かに抗う 長崎県諫早に生まれ福岡市で活動する一法律家が時にするどく 時にやさしく日々移り変わる折々の風景から世の日常に潜む危機までを日記風の筆致で記すのびやかなエッセイ 〈目次抜粋〉Ⅰ 諫早に生まれて 長崎で被爆した父Ⅱ 日常のなかの法 震災と法律 「人治」から「法治」へ 今こ... -
ラテン・バルカン スケッチひとり旅
なぜかラテンが好きだった そしてバルカン おんなひとり ささやかに旅の幸せ 思い立ったのは五〇歳すぎて。リュックにスケッチブック格安チケットに下町ホテル風景をながめ、建物をめぐり、人に会い歴史と風土につつまれたちいさな冒険の旅。 三〇年が過ぎた—— バルカン半島、キューバ、ヨーロッパetc…スケッチブック片手に、5... -
鹿児島ことばあそびうた 3
十二年ぶりに刊行! 詩・なぞなぞ・ラップ…… 鹿児島弁のことばあそびうた第3弾 鹿児島県人も じゃなか人も さつまことばの ユニークさ ゆたかさを ご覧あれ! 鹿児島弁が 消滅の危機!? んにゃんにゃ 鹿児島県人は 方言と共通語の バイリンガル ですよね ですです 谷川俊太郎氏 「第一弾」推薦文 「掘り出されたばかりの... -
「樺太・紙の記念館」にむけて
『わが内なる樺太』(石風社)の著者が、〈樺太〉を忘却の淵に沈めぬために記した渾身の書 「自らの歴史は、自らが紡がなくては」と樺太生活者たちの記憶に働きかけ、その記録化を立案推進した一人の編集者がいた。その手掛けた膨大な記事から厳選し、「樺太・紙の記念館」構想とその現代的意味を問う。 工藤信彦(著者) 「樺太」は、もはや... -
わが〈アホなる〉人生
幼い子ども二人を連れ家族でペシャワールに赴任した医師の苦闘と迷いの人生 中村哲医師 ここに来る人も含めて、バカですよ。しかし、バカもおらんと世の中面白くないしね。 小林 晃(著者) 私は夢への第一歩を踏み出してはみたものの「ペシャワール中退」になりましたが、現地の四年間で多くのものを得ることができました。帰国後の人生を振... -
戯曲 黒いダイヤ
福岡でテント劇衆上海素麺工場を旗揚げして45年支那海東の渾身の戯曲を刻み込む 玄海の風をテントにはらむ芝居小屋地底には巨大な子宮の如きまっくらな坑道 支那海の芝居には数多くの死者たちが立ち現れる。今回の『黒いダイヤ』の場合は、三池炭鉱三川坑の炭塵爆発による犠牲者たちである。地下坑道に果てた彼らは、役者の口をかりて近代日... -
石を巡り、石を考える
ヨーロッパ、南米を経て 日本へ回帰した ひとりの思索者が 石や岩をめぐる物語に インスパイアされ その対話を刻む それにしても、サン=テグジュペリがインカの石壁をひとつの思想として読み取ったのに対し、アルゲーダスがそこにインカの民の悲しみを聴きとるというちがい。サン=テグジュペリにとっては労苦を意味していた石が、アルゲー... -
ことばの遊園地 内田麟太郎詩集
詩人・内田麟太郎が表現する、少年誌集としてはたぶん、初めてのコンクリートポエトリー*コンクリートポエトリー=テキストのもつ具象性に注目して空間的・視覚的に表現された詩 内田麟太郎 詩集とありますが、詩集ではないのかもしれません。 文字と記号と言葉で、私もたっぷり遊ばせていただきました。少年詩にユーモアを。そんな気分の今...