2012/01/30

神戸・大阪・京都の書店にお邪魔しました。

1/27(木)からの3日間、神戸・大阪・京都の書店をまわってきました。
昨年末と同様、あいかわらず好調の『医者は現場でどう考えるか』(J・グループマン/美沢惠子訳)を筆頭に、続々と書評が出始めた『世間遺産放浪記 俗世間篇』(藤田洋三)『細部にやどる夢』(渡辺京二)『火の話』(黒田征太郎)等の継続販売をお願いしてきたほか、配本をしていない『北欧やすらぎ散歩』(絵・文ティンドラ・ドロッペ)を扱って下さるお店をいくつか開拓してきました。
最初に訪れた大阪・梅田では紀伊國屋書店梅田本店さんの相変わらずの混雑ぶりに圧倒されましたが、一昨年オープンした丸善&ジュンク堂書店梅田店さんを初めて訪れたほか、かの有名な京都のガケ書房さん、心斎橋のアセンスさん、そして「書店員ナイト」発祥の地であるcalo book shopさんなどにもにお邪魔し、大小/硬軟織り交ぜた充実の営業ツアー(?)となりました。さらに、最終日に伺ったジュンク堂書店大阪本店さんでは『医者は現場でどう考えるか』が「一般向けの医学書では去年一番売れました!」との嬉しいお言葉を頂きました。
ざっくばらんな印象ではありますが、関西の書店はやはり「地力」がありました。新刊書店では関西の読者を意識した書棚づくりが印象的で、特に大阪・京都は周辺に古書(店)が点在し、うらやましい限り。歴史の厚みが違います。当然、読者の裾野も広いのだと思いますし、選書眼も肥やされているのではないでしょうか。
単にわが社の「営業」という以上に、書物を支える文化や土壌を考える上でも有意義な3日間でした。