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細部にやどる夢
私と西洋文学
少年の日々退屈極まりなかった世界文学の名作古典が、なぜ、今読めるのか。小説を読む至福と作法について明晰自在に語る豊潤な世界。
目次
私の名作から
ブーニン『暗い並木道』
シュー『さまよえるユダヤ人』
ブルガーコフ『白衛軍』
アーヴィング『アルハンブラ物語』
世界文学再訪
古典と成熟
シュティフター『晩夏』
ホーソーン『緋文字』
リアリスト・ディケンズ?
通俗作家ディケンズ?
ディケンズ『我らが共通の友』
ディケンズ『リトル・ドリット』
ディケンズ『荒涼館』
ゾラ・リヴァイヴァル
エミール・ゾラ『大地』
ゾラ『パリの胃袋』 ほか
トゥルゲーネフ今昔
『エイミー・フォスター』考
甲斐先生とオーウェル
書物という宇宙
勉強するなら西洋文学
著者略歴
1930年京都生まれ。旧制第五高等学校を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所特別研究員。
主な著書に『評伝宮崎滔天』、『渡辺京二評論集』全四巻、『北一輝』、『維新の夢』、『民衆という幻像』、『逝きし世の面影』、『江戸という幻影』、『アーリイモダンの夢』、『未踏の野を過ぎて』、『黒船前夜』などがある。
石風社より発行の関連書籍