細部にやどる夢
私と西洋文学

著者:
渡辺京二
判型・頁 四六判上製187頁
ISBN 978-4-88344-207-2
定価 1650円(本体1500円)
発行日 2011/12/20

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少年の日々退屈極まりなかった世界文学の名作古典が、なぜ、今読めるのか。小説を読む至福と作法について明晰自在に語る豊潤な世界。

目次

私の名作から
  ブーニン『暗い並木道』 
  シュー『さまよえるユダヤ人』 
  ブルガーコフ『白衛軍』 
  アーヴィング『アルハンブラ物語』
世界文学再訪
  古典と成熟 
  シュティフター『晩夏』 
  ホーソーン『緋文字』 
  リアリスト・ディケンズ? 
  通俗作家ディケンズ? 
  ディケンズ『我らが共通の友』 
  ディケンズ『リトル・ドリット』 
  ディケンズ『荒涼館』 
  ゾラ・リヴァイヴァル 
  エミール・ゾラ『大地』
  ゾラ『パリの胃袋』 ほか

トゥルゲーネフ今昔

『エイミー・フォスター』考

甲斐先生とオーウェル

書物という宇宙

勉強するなら西洋文学

著者略歴
渡辺京二
[わたなべ・きょうじ]

1930年京都生まれ。旧制第五高等学校を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所特別研究員。

主な著書に『評伝宮崎滔天』、『渡辺京二評論集』全四巻、『北一輝』、『維新の夢』、『民衆という幻像』、『逝きし世の面影』、『江戸という幻影』、『アーリイモダンの夢』、『未踏の野を過ぎて』、『黒船前夜』などがある。

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