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中村哲の言葉1 不条理の復讐
- 著:
- 中村哲
| 判型・頁 | 四六判並製 224頁 |
|---|---|
| ISBN | 978-4-88344-343-7 |
| 定価 | 1650円(本体1500円) |
| 発行日 | 2026/08/20 |
不条理と混迷に沈む世界の羅針盤
中村医師の2冊の初期著作から、
氏の思想をクリアに示す言葉を選択・編集したパラグラフ集
「近代化」とは
中世の牧歌的な迷信が、
別のもっともらしい
科学的迷信におきかえられてゆく
過程に過ぎない
「やがては総てが漠々たる沙漠の塵と化し、熱風の中に消えてゆくという確実な実感がここにはある。ソ連軍の機影もムジャヘディンのライフルも、戦争も人間も、人々の喜びや悲しみも、我々の医療活動も、貧困も富も、総ては所詮、風化してゆく人の営みにすぎない。しかし、それでも尚、我々の忘れてはならぬものがあるとすれば、それは何であろう。ペシャワールでの働きが、我々自身への問い掛けと示唆であることを祈りたい。」――中村哲
〈目次〉
混迷の世界の羅針盤 まえがきにかえて
――章――
不条理への復讐
〈ハンセン病〉
アフガン国内診療所建設
ペシャワール
アフガン戦争
国際援助とアジア
人間と神
日本
愚直
神聖な空白
関連略年表
編集付記
1946年福岡県生まれ。
九州大学医学部卒業。日本国内の病院勤務を経て、84年にパキスタンのペシャワールに赴任。以来、ハンセン病を中心とした貧困層の診療に携わる。87年よりアフガニスタン難民のための医療チームを結成し、山岳無医地区での診療を開始。91年よりアフガニスタン東部山岳地帯に三つの診療所を開設し、98年にはペシャワールに基地病院を設立。
2000年からは診療活動と同時に、大干ばつに見舞われたアフガニスタン国内の水源確保のために井戸掘削とカレーズ(伝統的な地下水路)の修復を行う。03年、「緑の大地計画」に着手、ナンガラハル州に全長27キロメートルに及ぶ灌漑用水路を建設した他、農村復興に尽くした。2019年12月4日、アフガニスタンのジャララバードで凶弾に倒れる。
著書:『ペシャワールにて』『ダラエ・ヌールへの道』『医者 井戸を掘る』『医は国境を越えて』『辺境で診る 辺境から見る』『医者、用水路を拓く』『中村哲対談集 人・水・命』(以上、石風社)、『天、共に在り』『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』(以上、NHK出版)、『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る』(岩波書店)、『アフガン・緑の大地計画』(PMS &ペシャワール会)、『希望の一滴』(西日本新聞社)、『中村哲 思索と行動』(ペシャワール会)など。








