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サイパン俘虜記
憂国と望郷の間(はざま)で
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1944年8月、4万人を超える犠牲者を出したサイパン島の戦いで捕虜となり、アメリカでの収容所生活を送ることになった一人の元陸軍中尉が遺した記録。サイパン島上陸から九死に一生を得た玉砕戦の実相、そして一年以上にわたる捕虜生活を経て帰国するまでの葛藤の日々を綴った貴重な手記。
目次
第1章 死線を越えて
第2章 虜囚の日々
第3章 憂国と望郷の間(はざま)で
編者付記
著者略歴
1912年(大正元年)10月6日、福岡県太宰府に生まれる。1933年西南学院中等部(現高等部)卒業。
1934年、陸軍入隊、台湾に配属。幹部予備候補生(一期生)に合格。その後大陸に従軍し、ノモンハン事件等に遭遇。
1944年6月、サイパン島守備隊中尉として上陸。7月、敵前面への突撃作戦で九死に一生を得、ジャングルをさまよった後、米軍の捕虜となり、ハワイ、サンフランシスコ、ウィスコンシン州マッコイ、ニューメキシコ州ケネディ収容所で捕虜生活を過ごした後、1946年1月帰国復員。
戦後は箱根のホテル支配人として勤務。1993年12月16日死去。享年80歳。