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エロースへの招待
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あとがきより──「この「エロース」という主題そのものは、文学に多少でも接する人たちにとって、好むと好まざるとに関わらず、無視するわけにはいかない重要な要素の一つであることだけは間違いない、と確信しています。……これから先、時代がいくら進んでも、人間が感情を持つ存在として生き続ける限り、こうした事情には変りがないと思うからです」
目次
エロースの種々相
多感な求道者・芭蕉
多情な仏心・西行
エロースの凝視者・川端康成
エロースの狩人・谷崎潤一郎
エロースの申し子・ゲーテ
エロースの殉教者・ヘルダーリン
著者略歴
熊本大学文学部教授。ゲーテ時代のドイツ抒情詩専攻。
1942年熊本県生まれ
1967年東京大学文学部独文学科卒業
1969年同大学院修士課程修了。同年、熊本大学法文学部(現文学部)着任。
著書『クロプシュトックの抒情詩研究』、訳書『詩とリズム──ドイツ近代韻律論』
石風社より発行の関連書籍