甲斐巳八郎
(かい・みはちろう)
かい・みはちろう
1903-1979年。
熊本市に生まれる。有田工業学校図案絵画科卒業、京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)にて福田平八郎に師事。
1927年中国雲崗石窟調査隊に参加。1930年旧満洲に渡り、翌年、旧満洲鉄道社員会報道部に入社、沿線各地のルポ、風俗、風習の調査を行う。
戦後、宗像郡福間町に引き揚げた後もアジアへの想い断ち難く、晩年に至るまでインド、パキスタン、アフガニスタン等へ旅を続ける。
水墨画の可能性を積極的に探り、独自の境地を開いた。没後、福岡市美術館で「現代に生きる新しい水墨画の世界──甲斐巳八郎展」が開催された。
著作に、素描画集『北京』、旧満鉄沿線ルポは『協和』に連載。
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