極楽ガン病棟
敵は病か病院か? 超ポップで明るい闘病記
やっと漫画家デビューした34歳で肺ガン宣告。さらに脳に転移しての2回の開頭手術。患者が直面する医療問題(薬の知識、お金、入院)をベースに、生命がけのギャグを繰り出す超ポップな闘病記。──敵は病気か病院か、めざせ不屈のガン患者!
【書評】
【目次紹介- 抜粋 -】
第一部 コバルト照射の日々
薬の山、これ全部飲むのかなあ
髪よさらば
医師との会話は難しい
プライバシーの問題
ホスピスについて
第二部 脳の再発手術
彼等は増殖している
九大病院正門に立つ
骨盤へ転移……
ナースウォッチャー ほか
坂口良
さかぐち・りょう
さかぐち・りょう
1958年、山口県防府市生まれ。徳山高専電子工学科中退。
27歳の時「プレイコミック」(秋田書店)で漫画家デビュー。34歳の時「Men’s アクション」(双葉社)で初連載。
1992年末肺がん発症。5回の入院で、肺の手術と2回の開頭手術を行なう。
1997年9月死去。享年38歳。