穴が開いちゃったりして

245頁 A5判上製
4-88344-091-5
税込価格2200円
2003/01/31発行

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紹介

深く、自由に生きるために、世界の表皮を裏返し、全身全霊で世紀末を駆け抜けたカルトの怪人・隅田川乱一。「JAM」をはじめとするさまざまな雑誌に遺した、プロレス・ドラッグ・パンク・イスラム・神秘学にまつわるディープな知力が甦る。

目次

自分は美沢さんの文章が好きだった──町田康

オカルティズムとアフリカン格闘技と昨年度のマット界  思想的大問題!プロレスはヤラセか、真剣勝負か?  報道関係者に告ぐ。おまえらの報道の基準は何処にあるのだ  バローズ・ア・ゴーゴー  ほか

ボクはXボーイ  東西結婚の光と闇  ポール・ボールズ  頭、クルクル  ムキエビのドロップキック揚げ  「柳田国男─日本の祭」ノート  ムスリム・フードセンター  世界ニュース  ほか

スタンド・アップ・コミックではドラッグ・ユーモアの花盛りだ。  西洋では、直観はいつだって聖なる病気だった。  直観なくして何が人生。さあ、運命の悲喜劇にサーフィンしよう。  ニューファミリーのための隠微なスポーツ  みんなは俺を便所の天皇と呼ぶぜ  ほか
4 書評集ほか

著者

隅田川乱一

すみだがわ・らんいち
すみだがわ・らんいち

本名・美沢真之助。1951年香川県高松市生まれ。日大芸術学部文芸学科中退。
雑誌「JAM」「HEAVEN」編集者を経て、オルタナティヴ・ロックバンド「タコ」に参加。「宝島」「本の雑誌」「クイック・ジャパン」等に寄稿。また都内ラジオ局のニュース記事を書くなどフリー・ライター、翻訳家として活躍。クリス・マイケル作ドキュメンタリー「サン・ソレイユ」にゲーマー役で出演。訳書に『スーフィーの物語』がある。1998年逝去。