あごら 雑誌でつないだフェミニズム 第二巻

編:
あごら九州
判型・頁 A5判上製355頁
ISBN 978-4-88344-267-6
定価 2750円(本体2500円)
発行日 2016/12/01

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一九七二年〜二〇一二年の半世紀にわたり、全国の女性の声を集め、個の問題を社会へ開いた情報誌『あごら』とその運動の軌跡。主要論文をまとめた一・二巻、『あごら』の活動を総括した三巻の三部構成

 

編集にあたり、全号をあらためて読み返してみると、高らかに訴えるよりも、華々しく飾る言葉よりも、多くは政治にそして時代の風潮に警鐘を打ち鳴らす余韻をひくものでした。同時に、一九七〇年代以降の政治・経済・社会に対する女性の視点からの歴史的証言でもあります。この本が後の研究に役立つことを願っています(「あごら一巻『序』」より)

 

 

 

目次

第二巻

Ⅳ【1991〜1995年・159号〜213号】
イラクにたしかにミルクを届けました/重い荷〔北京会議〕 他
Ⅴ【1996〜2000年・214号〜263号】
「ローカルにこそジャーナリストの視点を」を貫いて 他
Ⅵ【2001〜2005年・264号〜303号】
ミレニアムの国際女性フォーラム/「掲げる旗」は憲法九条 他
Ⅶ【2006〜2012年・304号〜335号】
イージス艦と沖縄と/深い沈黙の悲しみのなかで〔東日本大震災〕 他

著者略歴
あごら九州
[あごらきゅうしゅう]

拠点の広がり
 拠点は支部ではない。テーマや活動方法などは自分たちで相談して決めていく。討論を重ね熟慮する拠点もあれば、すぐに行動を起こすところもある。拠点だよりの定期発行、地域連帯の呼びかけなど活動も様々である。新しい拠点が誕生する傍ら、個別のテーマで別のグループを作り発展的解消をしたところ、会員の転居等で消えたところもある。
 日本各地に広がった拠点三十二か所の発足時期は次のとおり。九二年頃が同時期に活動していた拠点が最も多く、一六か所であった。

 

74年夏  あごら東京 
74年10月 あごら東海 
75年6月 あごら北海道
78年   あごら札幌と改名
77年1月 あごら九州 
77年10月 あごら京都 
78年2月 あごら東京5分割 ・北東京・武蔵野・新宿・中央・京王
78年3月 あごら阪神 
78年6月 あごら神奈川 
78年8月 あごら旭川 
80年1月 あごら浦和 
80年3月 あごら大阪 
80年11月 あごら柏 
81年7月 あごら仙台 
83年6月 あごら佐世保
84年1月 あごら湘南
84年5月 あごら山口 
85年6月 あごら鳥取 
86年8月 広島『あごら』を読む会 
89年春  あごら松山
91年11月  あごら徳島 
92年   あごら沖縄
92年   あごら名古屋
92年   あごら千葉
92年   あごら長野
96年5月 あごら埼玉 
98年5月 あごら新潟 
98年5月 あごら鹿児島 
99年1月 富山『あごら』を読む会
99年2月 あごら横浜

 

(第三巻 272頁より)

 

 

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