かこさとしの手作り紙芝居と私
原点はセツルメント時代

A5判並製 76頁
978-4-88344-307-9
税込価格880円
2021/09/10発行
紹介

紙芝居の持つゆったりした時間と
生身の声で演じる心地よさ――

 
 目まぐるしく変わる時代に紙芝居の持つゆったりした時間と生身の声で演じる心地よさが見直されて、いまこそ紙芝居が求められているのだと思います。
 大好きな加古里子さんの原点は川崎のセツルメント時代の手作り紙芝居にあることを知りました。それは私がアンデルセン賞国内選考にかかわったときに、加古さんに是非アンデルセン賞をと願い、資料集めに取り掛かったのですが、加古さんの手作り紙芝居の作品に触れている資料がほとんどないことがわかったのです。その資料つくりに取り組み、また、ご本人からお話を伺うほどに、加古さんの原点は紙芝居にあることを知りました。(「紙芝居の力に魅せられて あとがきにかえて」より)
 
 

目次

1「川崎でのセツルメント時代に紙芝居を」
2「わっしょい わっしょい ぶんぶんぶん」
3「おちていたてぶくろ」
4「なめくじのヌル」
5「かっぱとてんぐとかみなりどん」
6「あかいアリとくろいアリ」
7「表面上の面白さでなく、内容の高い面白さを」
8「どろぼうがっこう」
9「ばんどり忠次郎」
10「おどろいた八百やさん」
かこさとしさんが遺されたもの
 ――絵本と紙芝居と子どもたちへの思いいっぱい
紙芝居の力に魅せられて あとがきにかえて

著者

長野ヒデ子

ながの・ひでこ

1941年愛媛県生まれ。
1976年『とうさんかあさん』(日本の絵本賞受賞 石風社)以来、何気ない生活の中から独特の世界を創りだしている絵本作家。
主な絵本にロングセラーの『おかあさんがおかあさんになった日』、『おとうさんがおとうさんになった日』『せとうちたいこさんデパートいきタイ』『せとうちたいこさん、ふじさんのぼりタイ』のせとうちたいこさんシリーズや、『おつきさんひとつづつ』、『まんまんぱ!』(以上童心社)。『狐』(偕成社)など作品多数。また「ネコのたいそう」「ころころじゃぽーん」「おすわりやすいすどっせ!」「すっすっはっはっしんこきゅう」「ぴか! ごろごろ おにのパンツ」(童心社)等紙芝居作品も多い。
エッセイ集『ふしぎとうれしい』(石風社)は著者の作品の舞台裏がたのしく元気が出る。2013年、『演じてみよう つくってみよう 紙芝居』(編著、右手和子、やべみつのり共著、石風社)刊行。
日本児童文学者協会、日本児童出版美術家協会、JBBY、絵本学会。日本ペンクラブ等の会員。紙芝居文化推進協議会会長を長年務める。鎌倉市在住。