絵本のまにまに

四六判並装332頁
978-4-88344-315-4
税込価格1980円
2023/03/20発行
紹介

絵本作家・長野ヒデ子が綴るエッセイ集第二弾。
絵本、紙芝居、暮らしのあれこれ

ナイショだけどヒデ子さんの体内に大ナマズがひそんでいて
時々あばれて面白い言葉を吐きます。
「まにまに」と書いてあるけどそれはウソです。
本当は絵本の「どまんなか」に
ヒデ子さんがいます。 
           アーサー・ビナード

四国の小さな村に生まれて幼い日に父を亡くし、 超ヘンテコリンの母に育てられた私は、 体が弱くて学校も休学ばかり。 大人になっても再発して1年も療養生活を送る病弱者。
ところがひょんなことから転勤族と結婚し、 引っ越しを繰り返し、 沢山の出会いをいただき、 驚いたり、 はめを外して転んだり、 落し物ばかりし、 バ力たれ! と叱られ「もう、 しらんわ」と言われながら沢山の人に支えていただいて、 気が付いたら元気で80歳とっくに過ぎているではありませんか!
驚愕! そう瀬戸内生まれの私は、ただ「波のまにまに」を漂っていただけだと思い知りました。
(「あとがき」より)

目次

 こんな私だったの……

本と食は同じ目線で 11 わたしの原風景 16 すべての人には生きる知恵と力がある 18 おかあさんがいちばん 24 散歩で落し物? 拾い物? 26 鎌倉駅からの帰り道 29 鎌倉の図書館のそばで暮らす 32 いのちの火 34 「私のアトリエの不思議なご縁!」36 台風と子ども文庫の底力 40 心育て人をつなぐ 子ども目線で向き合って 43「あめ ふれ じゃんじゃか」47   

 うれしさのはじまりは食べること 
         
五穀のお粥 55 大根一本の方がいいわよ 57 「キンカン! 金管じゃないよ 金柑だよ!」59 手拭協奏曲 61 「たぬき汁だよ。へっへっへ~」64 男子厨房に、入ってみたら…… 67 卵を産んだ鶏はブレーメンへ 70 口福じゃなくて口泣だよー! 73 鮭と「さいぼし」 76 四川省のお嫁さん ー北京・四合院の結婚式ー 79 私もぶたまんになりタイ 81 瀬戸内の鯛 84 

 大好きな…… 

ケロちゃん、ポンちゃんと 89 『言葉少年』93 抱きしめたいもの 95周翔さんの『ヤンヤンいちばへゆく』97 モンゴルの大地をしっかり踏みしめて 102 モンゴルの風が吹く 105 モンゴルで♪ お馬のおやこが~ 108 「内田麟太郎もエライのだ」110 心平さんとわたし 114 子どもたちが一番好きなおじさん 118 甘い仲 124 素敵な微笑み 127 かずよさんといつもわらった! 130 久留米絣は年を重ねるほどに 133 底知れない創作精神 137 九州で人を学びデビュー 141 中村哲医師 146人間のおごり 空海の「三密」が泣く 149 揺るぎない那須さんの思い 153 絵本と紙芝居で元気げんき! 155

 わたしと絵本 

「シニア」赤ちゃんの誕生 163 わたしの絵本の原点 165 「だんぼーるおうじ」167 『もりもりくまさん』169 『さかなだ さかなだ』171 『とうさんかあさん』174 『こちょ こちょ こちょ』から『わんわん』『にゃんにゃん』177 『おかあさんがおかあさんになった日』180 娘と一緒に、3冊の絵本『すっすっ はっはっ こ・きゅ・う』182 『まんまんぱっ!』184 『おつきさまひとつずつ』のちいさいあこちゃん 186 「狐」に理想の母親像 189 『たまねぎちゃん あららら!』191 うたあそび♪えほん『おーなみこなみざぶん!』193 生まれて最初の命を包む布 196 たいこさんトコトコ 199 たいこさんの大好きな昔話 201 いまこそ大人は「子どもの本」を読もう! 207 絵本も紙芝居も「おにぎり おにぎり」 210 絵本で伝える私の想い 213

 みんなで紙芝居 

わたしの紙芝居の創作について 237 まどさんと紙芝居 246 右手和子さーん! 248 『おとうふさんとそらまめさん』251 「紙芝居ってなんなの?」253 加古先生の紙芝居の原点は、子どもと手作り紙芝居 256 私と紙芝居と絵本 264 
 
 本があってよかった       

『せとうちたいこさん デパートいきタイ』275 『せとうちたいこさん ふじさんのぼりタイ』282 NHKラジオ深夜便「人生のみちしるべ」~コドモの力を信じターイ!~ 291

  いまおもうこと 長野ヒデ子さんちのサラダ 322
  すべてのことは子どもから教わった   あとがきにかえて 323
   長野ヒデ子紙芝居出版一覧 326

著者

長野ヒデ子

ながの・ひでこ

 1941年愛媛県瀬戸内うまれ。
 今治タオル立ち上げに関わり今治タオル名誉ソムリエ。
 1976年『とうさんかあさん』(日本の絵本賞受賞)以来何気ない日常の中から独特の世界を創り出している絵本作家・紙芝居作家。主な絵本に、ロングセラーの『おかあさんがおかあさんになった日』(サンケイ出版文化賞)『おとうさんがおとうさんになった日』『せとうちたいこさんデパートいきタイ』(日本絵本賞)『せとうちたいこさんふじさんのぼりタイ』等たいこさんシリーズ。『おつきさまひとつずつ』、『こちょこちょこちょ』、赤ちゃんが大好きな『まんまんぱ!』はブックスタートにも選ばれ、諫早湾を舞台にした『海を返して!』(以上童心社)『ひらがなにっき』(解放出版)は話題をよぶ。『狐』(偕成社)『げんこつやまのたぬきさん』(のら書店)『いちわのからす』(福音館書店)『いのちはみるよ』(岩崎書店)『ブルタちゃんのコロッケグー』(世界文化社)など絵本作品多数。
 また『ねこのたいそう』『ころころじゃぽーん』『くわず女房』『おひさまにこにこ』など紙芝居作品多数。
 エッセイ集に『不思議とうれしい』『演じてみようつくってみよう紙芝居』(右手和子・やべみつのり共著)『かこさとしの手作り紙芝居と私――原点はセツルメント時代』(以上石風社)。
 日本児童文学者協会、日本出版美術家協会、JBBY、絵本学会、日本ペンクラブ、紙芝居文化推進協議会、紙芝居文化の会等の会員。
 紙芝居文化推進協議会会長を長年務める。久留島武彦文化賞受賞。鎌倉市在住。