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医と養生の四〇〇年 原三信とその時代
江戸初期、西洋外科技術との邂逅と受容
「養生訓」の貝原益軒は
「生活習慣病」の先駆者
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江戸から四〇〇年続く
医家の歴史とともに綴る
口絵解剖図
「解体新書」に先立つこと八七年
レメリンの解剖書とその翻訳写本
目次
西洋医学との邂逅
西洋医学解剖書は日本にいつ伝わったか
本木庄太夫――日本最初の人体解剖書の翻訳
解剖学の歴史1 世界初の解剖書『ファブリカ』
解剖学の歴史2 オランダ医学と長崎留学
解剖学の歴史3 日本における解剖の歴史
原三信と日本最初の翻訳解剖書
蘭方外科免状授受三百年記念会/日本における西洋医学の事情/紙を切り抜いて貼り合わせた複雑なつくり/貝原益軒と「養生訓」
貝原益軒と生活習慣病/『養生訓』に学ぶ/貝原益軒1人物像・業績 /現代養生訓――貝原益軒と日野原重明先生 他
福岡の医と原家の四〇〇年
いち早く浸透したオランダ医学/十二代原三信(蘇仙)とその時代/十四代原三信と義兄弟/古川家五代の生き方/明治期に始まった福岡の市民運動――九州大学の設立/原 志免太郎/十五代原三信の決意
著者略歴
1932年福岡市に生まれる。 福岡県立福岡高等学校、九州大学医学部卒業。 九大精神神経科入局、医学博士号修得(九州大学医学研究院 生理学)。 1967年原土井病院を開設、同病院理事長。 1976年原看護専門学校を設立。 日本慢性期医療協会、全国公私病院連盟などの理事。多々良福祉会、能古博物館の理事長を務める。著書に『新老人のすすめ』、『博多に生きた藩医 原三信の四百年』、『養生学』他。
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