紹介
パキスタン・アフガニスタンでドクターサーブ(先生さま)と呼ばれる男がいる。1984年から医療活動を始め、現在数百の現地ワーカーを率い、年間患者数20万の診療体制を築いた日本人医師の15年を活写。──真実を、その善性を、中村は言葉で語らない。ただ、実行するだけである。(本文より)
目次
第1章 異国にて
第2章 ベールの下の悲惨
第3章 間(あい)が鳴る
第4章 ペシャワール会
第5章 現地
第6章 それぞれの聖戦(ジハード)
第7章 JAMS発足
第8章 最大転機
第9章 集うひとびと
第10章 統合病院建設
第11章 人間という非力
第12章 辺境の地で
著者
丸山直樹
まるやま・なおき
まるやま・なおき
1958年新潟県生まれ。
20代後半よりフリーランス記者となり、現在に至る。
著書に『死者は還らず 山岳遭難の現実』『ソロ 単独登攀者・山野井泰史』『アフガン乾いた大地──戦火の中の民』、編著に『山岳警備隊出動せよ』がある。
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