シェフ:フジムラ
おごちそう:タマゴのディップとバケット、豚キムチの石盤焼き、ゴーヤちゃんぷるー、ビーフシチュー

今夜はちんどん屋さんのアダチさんの登場で開亭。
昨年『追放の高麗人─「天然の美」と百年の記憶』の出版したときに、ライブ・アダチ宣伝社+大工哲弘の〈ちんどんと島唄のセッション〉「ああ、美しき天然─シマ・ウタ・ジンタの記憶」をやっていただいた、あのアダチさんだ。
H本さんが、ビールを持って登場。待ってました! 嬉しいな。

アダチさんがちんどん屋の歴史など、いろいろと教えてくださる。始まりは江戸末期の大坂の飴屋さん。(そういえば、現在制作中の『明治博多往来図絵─祝部至善画文集』に収録するたくさんの「触れ売り」の絵の中にも「飴売り」がある。)
その大坂の飴屋さん、口上がとってもうまくて人が集まることから、他の物売りさんから引く手あまたとなり、「宣伝」仕事専業となっていったらしい。化粧やちょんまげ姿になったのは戦後のことという。

今夜のお客さまの職業はバラエティーにとんでいて、タクシー・ドライバー、ちんどん屋、NHK、書店員、ナース……! しかも出身地も熊本に壱岐、そして北関東2人、関西2人で方言の話となる。
北関東人が言うことには、余所へ行った九州人が、九州出身であることをひた隠しにしていてもついにバレてしまう一言がある。それの一言とは、

「あのですね」

えっ? こんな普通の、一般的な言葉が方言なの? 
使いませんか? >九州でない皆さま