シェフ:フジムラ
おごちそう:旬の枝豆、エビチリ、鶏とジャガイモのスウィートチリソース、イカ墨のパスタ、ほたるイカの沖漬け、チンジャオロース
本の発送と末日と『北京籠城日記』の校了間際が重なった大忙しの一日がようやく一段落。今晩の最初のお客さまは、ハッシーと博多へ赴任してきたばかりのK田さん。やっと夏らしい一日にもなって、最初の一杯がとっても美味しい。
マグサイサイ賞を受賞された中村先生の授賞式に亭主が同行することとなったので、話題はフィリピン。
ハッシー曰く、けっこう食事はいける。ラプラプフィッシュとバロットが名物で、バロットとは、ピータンに似ているけど、卵の中が孵化しかけているものらしい。周りは「いやーん」とか「うわーっ」とか言っているけど、私は食べてみたいなあ。
そのまま、土壁の中に一ヶ月は生息できて雨が降って土壁が溶けると生き返って壁から出てきて泳ぎだすというアフリカの肺魚の話になり、ワタちゃんが昔やったことがあるという、甕棺に埋葬されていた人の洗骨の仕事の話をしはじめ……もっと怖い話も出てきて、皆の箸がしばし止まる。夏だ。
「ボヘミアン・ラプソディ」が歌えるキューブリックの大井さん初登場。クマちゃんがビールとAIRPLAYのCDを持って登場。当然ロックの話になり、児童書『うえにん地蔵』を取材してくださったT藤さんも来られて、お話がしたいのだけれど、テーブルの反対側で、ちょっと残念。
あっと気づいてヤマモトタクシーに飛び乗るが、帰宅したら0時を10分過ぎていた。惜しい! 火星(だと思う)が、なんだかいやに大きく見える夜だなあ。
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