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いのちき
松原農園だより
- 著者:
- まつばら まなぶ
判型・頁 | 四六判並製255頁 |
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ISBN | 978-4-88344-291-1 |
定価 | 1320円(本体1200円) |
発行日 | 2019/11/15 |
生き難い世の中を
いかに豊かに、楽しく生きるか
公務員を辞め、新規就農して平飼い養鶏をはじめた家族の
楽しくも悪戦苦闘の日々――
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田舎に行くと、そこは食料生産の場であり、人助けと物が行き交い、本当に地域の皆さんの助けが、直に生活に潤いと喜びをもたらすことを体験する。
私たちは、ずっと、繋がって生きているんだ。
言葉ではなく、日々の生活の中での感覚として、それがわかる暮らしがここにあった。
そして、これからも、あらゆるものに感謝しながら生きて行きたいと思う。(「あとがき」より)
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いのちの輝き 二〇一三年
地域と共存する農業/息子のつくえ/地域の皆さんに生かされて/子育て/テレビ取材/子供は好奇心でいっぱい/自家のお茶/環境は作られる/ムカデにかまれた/石拾い/田舎暮らしで真の豊かさ実感/たまごの話/お米がみのる/夏休み/上杉鷹山に学ぶ/働く子供/気ままなニワトリ/いのちの輝き/子供の環境/今年を振り返って
豊かさ 二〇一四年
余剰産物の利用が「豊かさ」につながる/買った方が……/楽農は子供とともに/テレビ/月に一度の楽しみ/シフォンケーキのプレゼント/眼前主義を改めよ/子供が生まれました/防犯の向こう/餅と子は……/たまごのはなし/平和教育/ヤギの乳搾り/雄鶏から学ぶ/こどもの笑顔/農園の一日/始めること、続けること/台風と稲刈り/忠犬からカプリ/頼り頼られる社会に/ゲーム機は買わない/子は親のいうことを聞かない/親鳥への成長/中学生の職場体験/子供の口に消しゴムが……
働く子供の里づくり 二〇一五年
働く子供の里づくり/鳥インフルエンザについて考える/医療と健康/孫守りデイサービス/備える暮らし/送ることば/日曜日の朝は/物々交換のつながり/環境と人のつながりを考え続けて/3DSというゲーム機/二〇一四年の収支/ネット通販詐欺/集落で一軒だけの(早期)米作り/直球勝負/農とのかかわり/獣に負けない体制づくり/ゆでたまご/生かされて生きる/働き者の里/ニワトリのフン/賭博と保険/たまご販売、千日/星空/歩いて延岡へ/落書き/ゆりかご/毛無い鶏/政府は必ず嘘をつく/たまごの変化/秘密基地つくり/フッ化物洗口/不食(たべないでも生きられる)/感謝の日々
子育ては親育て 二〇一六年
こだわって生きる/おいしい年末/ニワトリが先かたまごが先か/三歳までは……/お金も水も/農事とは/お手伝いは自立への道/福の神を呼び寄せよ/たまごの賞味期限/しあわせを感じる時/鷹の爪団/フレンドリー(ふれん鶏?)/今年のお茶/打ち出の小槌とドラえもん/地震(揺れの恐怖に耐え忍ぶこころ)/持続可能な経営/相手の生き方に合わせて/小麦の収穫/今年も米作り/苦労したことが無いのね/ジガバチ/舌耕/やねだん/子育ては親育て/ちいさな一歩/山歩き/樫の木の励まし/二歳の働き者/米作り二〇一六/勇気づけと勇気くじき/今年はくず米価格が去年の二倍以上/できちゃった!
自然との語らいの中で生きる 二〇一七年
玄関先のちいさな世界/一人の正月/川辺川を守る県民の会・二十年/ミランコビッチ・サイクル/しば刈り/幸せになる/お風呂でミカン/息子を信じなさい/トリもいろいろ/農業は楽しく/なおらい/自然食品/農園五周年/食料確保/「もったいない」の心を形に/買わないとおきめなさい/ダイコンはえらい!/問題の根本は、私たちの生き方、暮らし方/偶然であって、必然である/ひだりぃどん/自然との語らいの中で生きる/兵役拒否とトルストイ/イワンのばか/母の介護/獣たちへの結界/由布岳登山/つけものほーし/養い、養われる/月日は流れる/同じ田んぼの米を食う/卵白洗顔/夢を叶える宝地図/七転び八起きとは/喪中はがき/キャラメルクリーム/たまごを産まない
国・社会を変えるには 二〇一八年
ど根性ガエル/朝は朝星、夜は夜星/農業委員会奮闘記/身体の反応/介護について/断水と漏水/国・社会を変えるには/借金をしないで生きたい/雑用
1962年、宮崎県北浦町に生まれる。
1981年、宮崎県立延岡工業高校・電子科を卒業後、(株)東芝、県漁連、北浦漁協を経て、1984年、九州大学工学部・航空工学科に文部技官として就職。その間、環境保全市民グループ「環境共育を考える会」を主宰。2012年、九州大学を退職し、家族を連れ郷里・北浦町に移住。自然養鶏を中心として、体験学習、無農薬栽培の米、麦、野菜作りを営む。
著作 『うみがめレイチェル』(石風社・1999年)