6月24日
シェフ:フジムラ
お品書き:お刺身(アジとイサキかな)のゴマ和え、手羽先の風来坊風、厚揚げと野菜の炒め物、グリーンカレー(フランスパン付き)、焼きそば
ワールドカップが午前3時からあるせいかな(亭主談)、遅めの開始20時半は亭主とフジムラと私の3人で乾杯。フジムラシェフの日は麦酒もどきがあるので嬉しい。いつもは2本なんだけどなぜか1本。なんでかな~の疑問は閉亭直前に判明。
先週に引き続き、著者というか写真家であられる高尾氏がお二人のお客さまを連れて来亭。ボクシングをしにイタリアに行っていたというK君がご一緒。25歳の博多男子、イタリアでの彼女の写真を見せてもらう。
イタリアの男性って、女性が一人でいる場面に出会うと「愛してる」「美しい」「結婚してくれ」となぎ倒すよな……というイタリア文化がある、と思っていたわたしの認識は正しかったらしく、そういうイタリア男の中で日本人男子K君が彼女をオトスのはけっこう大変だったらしい。「日本文化では、そう軽々しく愛の告白をしない。その僕が、貴女に一度だけ言った、これはすごいことなんだ」というようなモードで見事獲得。
これからは、イタリアはナポリで修行したピッツァを、なんと中国で店をもって展開してゆきたいという夢実現のために邁進するらしい。がんばってね。
(……中華料理・本場系のが大好きで、一生「どこかの文化圏の食事しかとれない」のならば、絶対に中華だ、と思っているわたしである。だから、ピッツァで中国は難しいでないの?と言ったら、亭主曰く、いまの中国は「日本のラーメンとかつけ麺(喰ったことないぞ)をありがたく喰っているらしい」ええっ!?。また、K君曰く、いまの中国人は「金を持っているので可能性を感じる」と。ふ~ん。)
高尾さんたちが退亭されてから、いつもの江崎クンとフジムラの3人に。今日も食材とともに麦酒もどきを2本購入して自転車で帰社していたフジムラ、ぶらさげてた買い物袋から缶が1本落ちて自転車のスポークにからまって、「爆発!!!」したと。こけたり怪我したりしなくって良かった。が、缶は近くにいた女性に向かって「爆発」が飛散したらしく、、、わたしの喉をうるおすための1本ははかなくも、これからデートかもしれない女性の全身にふりかかってしまったのだった。
ああ、もったいなや。でも、誰も怪我したくてすんで、良かったね。
追加記入
そういえば、2年間イタリアにいたK君、正直なところイタリアはいわゆる「先進国」のようではない、というような感想を述べていた。財布をすられた時も、すったのは他所からイタリアへ来た人たちからではなく、普通のイタリア人だったようだと。(彼はきちんと財布を取り戻した。)
へえ、イタリアってワインが旨くて料理も旨くて……、わたしには関係ないけど、靴や洋服に金をかける人はオシャレな国って思ってるんじゃないかな、ってつぶやいたら、高尾さんだけが反応してくれた。ドゥカティ、イタリアだよね。そうそう、あの赤い乗り心地悪そうだけど、とっても素敵なバイク。K君はドゥカティという、その名を知らなかったのであった。