野に生きる
サンタのいた日々

著者:
重松博昭
判型・頁 四六判並製190頁
ISBN 978-4-88344-246-1
定価 1650円(本体1500円)
発行日 2014/11/10

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栗山ひとつで始めた 平飼い養鶏と 自給農法のくらし

山裾の自然のなかで雑草のように生きる家族と一匹の犬。 大地に生きることの喜びは愛犬とともにあった――

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 栗山を拓いて小屋を建て、平飼いの養鶏で生計を立てる。食べるものは自給野菜と頂き物。大学を中退し、大地に生きることを選んだ著者だったが、生活は穏やかではなかった。教師として働く妻の、教育現場でためたストレスを一身に受け止め、子供たちの登下校の送り迎えもこなす。近所にゴルフ場の建設話が立ち上がったかと思えば、産廃処理業者が黒い煙をまき散らす……。忙しさに追われる暮らしの中、一匹の小犬がやってくる。彼の存在が一家と自然や世間との関わり方を緩やかに変えていく。『われら雑草家族』に続く、悪戦苦闘の日々を綴ったエッセイ第二弾。

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目次

第一章 若葉の頃
  一 土間ドリンカーの一日
  二 サンタ来る
  三 生きる
  四 自由への旅
  五 青春時代

第二章 生命の流れに
  一 いとおしき日々
  二 水と空気と静けさと
  三 生命と生命と
  四 病む日々

終 章
  一 菜の花の光と風と
     大空へ駆け抜けし君は
  二 さよならサンタ

  あとがき

著者略歴
重松博昭
[しげまつ・ひろあき]

1950年福岡に生まれる。 1974年、大学中退、結婚したばかりの妻と新天地(約1ヘクタールの栗山)に移り住み、自給自足をめざして「シロウト農法」を営む。 現在、栗山は雑草園に、そこでくらす鶏達の卵で最低限の収入を得ている。3人の子はすでに巣立っている。 著書に『山羊と暮らした』(葦書房)『われら雑草家族』(石風社)がある。

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