大工のGちゃんから自称井川遥の大学助教授Kまで多士済々

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大工のGちゃんから自称井川遥の大学助教授Kまで多士済々
zeikomi
¥0円

シェフ;フジムラ
メニュー;牡蠣入りキムチ鍋、かぶとベーコンの炒めもの、かぶの浅漬け

最近常連となったソウル帰りのM本さん、7時前に来亭。キムチ鍋の仕込みにかかる。鍼灸学校卒業間近のバイト池ちゃんが「かぶとベーコンの炒めもの」を完成してくれていたので大助かりである。続いて大手新聞社Iさん、飲みには加わらないものの赤坂ミニシアター主催で造船所勤務A石さん、台湾からの留学生の友人同伴のF子小姐(シャオジエ)来亭。留学生コウさんの一族の物語はすごい。彼女の一族は約300年前の清朝・乾隆帝の時代に中国東北部から3年もの歳月をかけて新彊へ「引っ越しました」(本人談)。そして国民党政権とともに「飛行機で台湾に行きました」とさ。……「3年」と「飛行機」の落差に愕然。触発された亭主フクモトが「じゃあ俺もキルギスから移住してきたシャーマンの末裔にしよう。今決めた。しかも〈衰弱したシャーマン〉ってのがいいな」と何やら訳がわからない。話題は亭主が切り出した「昆虫の擬態」に移行。東南アジアではゴキブリを食す国があるのだが、ゴキブリは喰われないためにテントウ虫に擬態するんだ、という話。亭主曰く「そのことばかりを考えていて頭がおかしくなりそうになった時期があります」。さてそうこうするうち、奈良女子大の先生、その弟子で自称井川遥のK女史、カル・スタの旗手Mさん、大工のGちゃんとその妻が続々来亭。奈良女子大H教授は「アジア主義と中村哲医師」について調査中とのことで来福(地元Q大で講演会というのが主目的だそうだが)。さらに、すでに泥酔に近い地元版元M星舎の元気社長Fさんと連れのお医者さんも来亭。Fさんはしっかりと携帯&帽子を忘れて帰り、翌朝鳴りやまぬ携帯をついにとってしまった私フジムラだったのであった。「もしもし印刷所のMですが」。「はい、フジムラです」。「えっ何でお前がFさんの電話に出るんだ?」「い、いや、実は……」とあわてて事情説明。何か私がFさんと一晩明かしたようではないか。多士済々、懲りない面々が集った一夜であった。(フジムラ記)