はにかみの国
石牟礼道子全詩集

はにかみの国 石牟礼道子 詩集 全詩集 石風社 水俣 はにかみ 

ただいま品切れですお問合わせ
著者:
石牟礼道子
判型・頁 170頁 A5判上製
ISBN 4-88344-085-0
定価 2750円(本体2500円)
発行日 2002/08/10

ネット書店で注文

*絶版となり、現在編集作業中の『石牟礼道子全詩集』に収録されます(2018.8.20)

*現在、増補版を製作中です(2018.6.7)

 

石牟礼作品の底流に響く神話的世界が、詩という蒸留器で清冽に結露する。1950年代作品から近作までの三十数篇を収録。石牟礼道子第一詩集にして全詩集。*芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

目次

原初よりことば知らざりき
点滅
娼婦
涅槃
蓮沼
彼岸花
少年
茜空
死民たちの春
はにかみの国
満ち潮
浜の甲羅
緑亜紀の蝶 ほか

著者略歴
石牟礼道子
[いしむれ・みちこ]

 1927(昭和2)年3月11日、熊本県天草郡宮河内(現天草市河浦町宮野河内)に生まれ、生後3ヶ月で水俣に移る。
 1943年水俣町立実務学校卒業。2学期より葦北郡田浦小学校に勤務。1947年結婚。1958年谷川雁主宰「サークル村」結成に参加。1968年水俣病対策市民会議を結成。
 1969年『苦海浄土――わが水俣病』(講談社)刊行。大宅壮一賞を辞退。1973年マグサイサイ賞(フィリピン)を受賞。1993年『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞を受賞。2001年朝日賞を受賞。2003年『はにかみの国石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2004年『石牟礼道子全集・不知火 全17巻・別巻1』(藤原書店)が刊行開始、2014年完結。2014年、詩集『祖さまの草の邑』(思潮社)で花椿賞を受賞。
 著書に、『流民の都』(大和書房)、『椿の海の記』(朝日新聞社)、『西南役伝説』(朝日新聞社)、『あやとりの記』(福音館書店)、『おえん遊行』(筑摩書房)、『天湖』(毎日新聞社)、『春の城』(藤原書店)、『石牟礼道子全句集泣きなが原』(藤原書店)、『石牟礼道子全歌集』(弦書房)他
 2018年2月10日、死去。享年90歳。

関連情報
石風社より発行の関連書籍
関連ジャンルの書籍