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地方大学の挑戦
経済・経営系での教育実践
グローバル化する世界の中でこそ
しっかり地に足をつけ自立的に思考しつつ
世界に向き合う人材が求められる。
本書は、長崎県立大学の教員たちが、激動する時代の中で新しい教育法を模索し苦闘する実践の記録である。
各教育実践から導き出された教育法とその成果は、(中略)「顧客満足」や「社会的要請」に対応して短期的成果を性急に求める風潮が広がる中で、大学教育固有の普遍性・長期性・多様性を損なわず、持続可能な地域社会で経済や文化を担う人材やグローバルに活躍する人材の育成をめざした大学教育である。(「はじめに」より)
◆はじめに
長崎県立大学名誉教授 木村 務
◆学習観の転換と地方大学の可能性
長崎県立大学地域創造学部教授 古河幹夫
◆ゼミ教育の実践的手法とその効果
長崎県立大学地域創造学部教授 青木圭介
◆教養の必要性
長崎県立大学経営学部教授 谷澤 毅
◆実践的な経済学教育
長崎県立大学経営学部教授 矢野生子
◆地方大学における実践的な経営学教育
長崎県立大学経営学部准教授 新川 本
◆海外ビジネス研修の取り組み
長崎県立大学経営学部教授 岩重聡美
◆反知性主義時代における西洋経済史ゼミの試み
長崎県立大学地域創造学部講師 長濱幸一
◆大学教育におけるアクティブ・ラーニングとしまなびプログラムの成果
長崎県立大学地域創造学部教授 綱 辰幸
長崎県立大学名誉教授。2005年から13年まで副学長として大学改革に従事。専門は農業経済学で『産地再編が示唆するもの』『新たな食農連携と持続的資源利用-グローバル化時代の地域再生に向けて-』(ともに共著)など
長崎県立大学地域創造学部教授。『経済システムと正義』、『社会経済思想の進化とコミュニティ』(共著)など。近年は地域連携の成果として『波佐見焼ブランドへの道程』(共著)。IDE大学協会会員