日本人が見た’30年代のアフガン

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王政アフガニスタンで尽力した日本人たち

1935年(昭和10年)、熱砂のアフガニスタンで農業指導に奔走した日本人がいた。一人の明治人とその妻が、苛酷な日常を通じて異文化と真摯に向き合い、日々の生活と内面の葛藤を綴った貴重な記録。写真多数。

目次

一九三〇年代のアフガニスタン
……当時の写真(約100頁)
アフガニスタンにて〈書簡・日誌〉
 カブール便り
 ジャララバッド紀行 
 カンダハル紀行
 カシミール遊記
 *尾崎三雄・妻鈴子略年譜

著者略歴
尾崎三雄
[おざき・みつお]

1902(明治35)年、山口市生まれ。1923(大正12)年、東京帝国大学農学部農学実科卒業。同年、農商務省農業練習生、後に同省嘱託及植物検査所嘱託。
1935(昭和10)年9月から1938年9月までアフガニスタン国農商務省技師。1943年から1945年10月まで陸軍技師、兵站総監部附、主として南方戦地における食糧自給対策及指導。1949年から1961年まで山口農業試験場長、以後農業自営。1985(昭和60)年死去。享年83歳。

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