仙厓百話

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仙厓和尚の書画入り

扶桑最初善窟「聖福寺」の仙厓さんは、美濃のお生まれ、八十八歳までの五十年を博多でくらした高徳奇行のお坊さま。仙厓さんの嫌いなものは、俗物・成金・侍で、子供や貧乏庶民には心底温かい、軽妙洒脱で粋な方。軽妙辛辣な逸話の宝庫!

目次

第一話 夫婦喧嘩は寝て解ける
第十話 我が隠れ家は雪隠か
第二十話 すりこぎと杓子の画
第三十話 おだてられて白状した楽書の悪童
第四十話 流人となった湛元和尚
第五十話 虚白院の玄関番孫平さん
第六十話 納豆汁和尚
第七十話 宝の持ちぐされたい
第八十話 人間の一生酒の呑み分け
第九十話 苦労から出る明るい会話
第百話 絶筆の碑

著者略歴
石村善右
[いしむら・ぜんう]

博多名菓「鶴乃子」を代表とする「石村萬盛堂」二代目。
奈良屋小学校から福岡商業学校へ。卒後夜は幻住庵に通う。その後「仙厓保存会」設立、仙厓さんの書画の収集にあたる。享年71歳。

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