紹介
醗酵学の小泉武夫氏と、魂のイラストレーター・黒田征太郎氏の強力コラボレーション。フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発するイノチの絵本
「こりねでまだ放射能なんていじりまわしたらよ、今度こそ何もかも終わりだもんない」
フクシマの「土」が、阿武隈弁でおおいに語る。
著者
小泉武夫
こいずみたけお
1943年福島県小野町の酒造家に生まれる。
現在、東京農業大学名誉教授、鹿児島大学客員教授、琉球大学客員教授、別府大学客員教授、広島大学大学院医歯薬学総合研究科客員教授、石川県立大学客員教授。
日本経済新聞に「食あれば楽あり」を20年間連載中。農学博士。専攻は醸造学・醗酵学・食文化論。
文筆家としても活躍中。世界各国を訪れ、その地の食文化を研究する「食の冒険家」でもある。『食あれば楽あり』、『食と日本人の知恵』『醗酵食品礼讃』など、単著は126冊を数える。
黒田征太郎
くろだ・せいたろう
くろだ・せいたろう
1939年大阪生まれ。画家・イラストレーター。 米軍軍用船乗務員など多くの職業を経て、1969年、長友啓典氏とK2設立。1992年よりニューヨークにアトリエを構え、国内・国外で幅広く活動。 主な作品『KAKIBAKI』『戦争童話集・全4巻』『風切る翼』『もじと絵』『リオ 旅に出た川』他多数。2004年「PIKADON PROJECT」を開始。2009年活動の拠点を北九州市に移し、ライブペインティングや壁画制作等を精力的に展開。3.11の震災以降は東北にしばしば出かけ、表現者として全力投入している。近作絵本に『火の話』『昭和二十年八さいの日記』(文・佐木隆三)、『水の話』(文・近藤等則)、『土の話』(文・小泉武夫)、『岩になった鯨』(文・ふくもとまんじ)がある。