十五歳の義勇軍
満州・シベリアの七年

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十五歳で満蒙開拓青少年義勇軍に志願、十七歳で関東軍に志願、自爆間際で敗戦、四年間のシベリア抑留を経て帰国、炭焼き、土工をしつつ、絵描きを志した著者による感動のエッセイ集。
阿蘇の山村を出たひとりの少年が、満州・シベリアでの過酷な体験を経て、一個の画家となった――。

目次

1 シベリアへの旅
2 満州・シベリアの七年 
 阿蘇に育つ・内原訓練所・満州の曠野・関東軍・シベリア・帰郷
3 まどろみの幼年
  絵を描く俘虜
  声がする

著者略歴
宮崎静夫
[みやざき・しずお]

1927年、熊本県小国町に生まれる。1942年、15歳で満蒙開拓青少年義勇軍に志願、満州へわたる。
1945年、関東軍へ現役志願(17歳)。10月、関東軍捕虜としてシベリアへ抑留、4年間の俘虜生活をおくる。
1957年、海老原喜之助に師事。1961年、ドラム缶シリーズでシェル美術賞佳作、熊日賞など受賞。1968年、渡欧。約1年間遊学。1970年、「死者のために」を描き始める。
1974、78、91年、東京みゆき画廊で個展。1983年から島田美術館、上通りギャラリー、小国町、岩田屋、名古屋市、福岡市などで個展。1998年、熊本県立美術館分館と島田美術館で、回顧展を開く。
2008年、熊本県芸術功労者として顕彰される。2010年、第69回「西日本文化賞」受賞。
著書に『宮崎静夫作品集』『絵を描く俘虜』がある。

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