医者は現場でどう考えるか
How Doctors Think

著:
ジェローム・グループマン
訳:
美沢惠子
判型・頁 A5判上製313頁
ISBN 978-4-88344-200-3
定価 3080円(本体2800円)
発行日 2011/10/01

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新人の医師、医学部学生の皆さんに、読んで欲しい本です。 医療「技術」ではなく、臨床での「思考」を鍛える本です。 はじめに 虚心に患者と向きあう

目次

はじめに 虚心に患者と向きあう
第1章 瞬時の判断における思考メカニズム
第2章 医師の感情と診断ミス
第3章 救急治療室での「意識的平静」
第4章 プライマリーケア医の役割
第5章 家族の愛が専門家を覆す
第6章 前例のない症例に向きあう
第7章 外科医A、B、C、Dそれぞれの〝診断〟
第8章 大量データによるミスとエラー
第9章 医療市場の怪物
第10章 病でなく人を治療する
おわりに 患者の物語を聞きとる

著者略歴
ジェローム・グループマン
[じぇろーむ・ぐるーぷまん]

Jerome Groopman, M. D.
1952年生まれ。ハーバード大学医学部教授(Dina and Raphael Recanati Professor)兼、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの生物医学などの実験的医学主任。がん、血液疾患、エイズ治療の第一人者。「ニューヨーカー」誌で医学・生物学分野のスタッフライターをつとめ、また「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙などの新聞や多くの科学雑誌に寄稿し、旺盛な執筆活動も続けている。日本で刊行された著書に『毎日が贈りもの』、『セカンド・オピニオン』がある。

美沢惠子
[みさわ・けいこ]

1946年東京生まれ。小学校時代をニューヨークで過ごす。国際基督教大学卒(11期生)。国際化学療法学会、国際移植学会、アレルギー・免疫学会、小児科学会、救急医療学会、看護学会、国際労働機関、国連人口基金、NHKのニュース番組などの同時通訳を務め、医学論文の翻訳に従事。
訳書に南ア出身の生物学者L.ワトソン著『未知の贈りもの』(筑摩書房)、『アフリカの白い呪術師』(河出書房文庫)他がある。日本翻訳者協会会員。

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