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元治元年のサーカス
街道茶屋百年ばなし(第三部)
幕末・開化期の横浜。来航した異人の珍道中を描く「イッピンシャンの冒険」から、生麦事件の裏で活躍したとされる少女を描いた「黒い瞳のスーザン」、曲芸師の親方のもとに飛び込んだ少年と一座が舶来のサーカスに出会うまでを描いた表題作まで、〈御一新〉の嵐に翻弄されつつもひたむきに生きる人々の姿を、すがすがしい筆致で描いた短編時代小説集
おけいちゃん
イッピンシャンの冒険
黒い瞳のスーザン
犬の抜け参り
元治元年のサーカス
こがねのゆびわ
そこのけそこのけ蒸気車が通る
鶴見赤ナス金太ナス
鶴見の氷事情
ユリの行方
姫君さま神かくし
生麦のお舟歌
新内流しの春太郎
1922年東京都生まれ。短編「さぎ」で日本児童文学者協会新人賞を受賞。『鯉のいる村』(新日本出版社)で野間児童文芸賞、芸術選奨文部大臣賞、『花咲か』(偕成社、その後石風社)で日本児童文学者協会賞を受賞。
主な作品に『かさこじぞう』『ききみみずきん』(以上ポプラ社)、『十二支のはじまり』(教育画劇)、『けいたのボタン』(にっけん教育出版社)、『赤いくつ』(女子パウロ会)、『一九四一黄色い蝶』(くもん出版)、『街道茶屋百年ばなし・熊の茶屋』『街道茶屋百年ばなし・子育てまんじゅう』『街道茶屋百年ばなし・元治元年のサーカス』(以上三部作、石風社)『久留米がすりのうた』(石風社)など多数ある。
1922年東京生まれ。日本美術家連盟、日本児童出版美術家連盟会員。
主な作品に『龍の子太郎』(講談社)、『太陽とつるぎの歌』(実業之日本社)、『こしおれすずめ』(国土社、ボローニャ国際絵本原画展出品)、NHKテレビ文学館『雪国』他、『音吉少年漂流記』(旺文社)、『おばけ』(佼成出版社)、『東海道鶴見村』『海と十字架』(偕成社)、『ぼくのとうきょうえきたんけん』『源義経』(小峰書店)、『道元禅師物語』(金の星社)、『久留米がすりのうた』(旺文社、のち石風社)、『熊の茶屋』『子育てまんじゅう』『元治元年のサーカス』(街道茶屋百年ばなし3部作、石風社)などがある。