神・泥・人
アフガニスタンの旅から
移動民の血に魅かれつつ、二十年以上にわたりイスラム世界をさまよいつづける著者が、アフガニスタンの人々との深い関わりのなかで、自らの魂の古層を問い返す。──移動民の血・イスラムの風
【書評】
【目次紹介- 抜粋 -】
碧い瞳の少年兵 移動の民クチィ チャイの心 飢え ターコイズ・ブルー 言葉 音楽家達 絵描き 信じる 国家意識 ゴスファン 孤独 若者の性 ハシッシュ カーペット 歴史観 家 ザフリ ツァプリ・カバブ サファル・バハエル 西安・廟后街にて
甲斐大策
かい・だいさく
かい・だいさく
画家・作家。1937年、中国大連市生まれ。早稲田大学文学部卒業。
青年期より民族音楽・楽器の制作・演奏に親しむ。1969年以降、今日までアフガニスタンとその周辺に通い続ける。対ソ戦、内乱期にはムジャヒディン・グループに加わり、地雷探索等に従事、現地アフガンとの親交を深め、イスラムに入信。主にアフガニスタン・パキスタンやアジア内陸を題材に、油彩・ガラス絵等、全絵画表現を水墨画へ収斂せんと努める。イッセイ・ミヤケ、コムデギャルソンのショーにも出演し脚光を浴びる。一方、1988年より文筆活動を開始、その文学的個性は五木寛之氏、中上健次氏らの絶賛を浴びる。著書に『ペシャーワルの猫』(トレヴィル)、『生命の風物語』『シャリマール』『神・泥・人』『餃子ロード』『アジア回廊』(父巳八郎と共著)『聖愚者の物語』(以上石風社)がある。
関連書籍
聖愚者の物語 | |
生命の風物語 | |
シャリマール | |
アジア回廊 | |
餃子ロード | |
アフガニスタンの秘宝たち |
こんなのもアリマス
- ◎シャリマール - ( アジアと向き合う文芸(小説・エッセイ)既刊書評アリ歴史・戦争物語の愉しみ移動民の血、イスラムの風・甲斐大策の世界風土・民俗 )
- ◎天を織る風 - ( アジアと向き合う文芸(小説・エッセイ)既刊歴史・戦争物語の愉しみ移動民の血、イスラムの風・甲斐大策の世界風土・民俗 )
- ◎穴が開いちゃったりして - ( 20世紀の記憶文芸(小説・エッセイ)既刊書評アリ温故知新の快楽社会 )
- ◎伏流の思考 - ( アジアと向き合うノンフィクション中村哲・ペシャワール会関連書医療既刊書評アリ眼からウロコのノンフィクション社会社会・経済 )
- ◎アメリカでお墓について考えた - ( ノンフィクション外国語文芸(小説・エッセイ)既刊社会紀行・ガイド趣味・実用 )