紹介
燕帰る在日われは銭湯へ──「本書はいわゆる〈句集〉ではない。俳句という表現形式による一人の在日韓国人の自叙伝であり、パンチョッパリ(半日本人)と呼ばれる男の精いっぱいの抗いである。/考えてみれば、韓国人の私が日本語で考え、話し、書くという行為は決して自然な姿ではない。だが、この不自然な姿こそが私の姿そのものであり、私の俳句である」(本書あとがきより)
著者
姜琪東
かん・きどん
かん・きどん
本籍・韓国
1937年高知県生まれ。
現代俳句協会会員。
石風社より発行の関連書籍
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戦後誌 |