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鏝絵放浪記
鏝絵(こてえ)という職人技に魅せられた一人の写真家が、故郷大分を振り出しに日本全国を駆け巡り、中国・アフリカまで歩き続けた、25年の旅の記録。(鏝絵=左官職人が鏝を使い、漆喰をレリーフ状に盛り上げ、民家の戸袋や壁、土蔵を塗り出したもの)
目次
序章 僕と壁
旅の始まりの記憶
1章 鏝絵(こてえ)曼荼羅
鏝絵との出会い
鏝絵探訪
鏝絵を塗り出した職人たち
2章 石灰の世界
石灰ってなんだ?
石灰をめぐる旅
3章 壁と泥と職人と
土壁狂い
創るひとびと
著者略歴
1950年大分県生まれ。写真家。
雑誌「左官教室」に「鏝絵通信」を連載。ライフワークとして、全国の土壁、石灰窯、藁塚の撮影と取材を続けている。
著書『近代建築史・ゲニウス・ロキ』(編著、産研出版、1993)、『消え行く左官職人の技・鏝絵』(小学館、1997)、「大分の昆虫」(私家版1994)、『小屋の力』(共著、ワールドフォトプレス、2001)、『鏝絵放浪記』(2001)『藁塚放浪記』(2005)『世間遺産放浪記』(2007、ともに石風社)がある。
※2010年当初の記事です
石風社より発行の関連書籍