紹介
「生きた 臥(ね)た 書いた」
水俣が生んだ夭折の詩人
伝説の海から鮮烈に甦る
二十歳で発病。病いの床に十五年。詩を見すえつつ、生の瑞々しさをうたう。
病床の淵上毛錢 (昭和17年暮頃 熊本近代文学館提供) 風土と抒情(29篇) 1947年、熊本生まれ。72年、法政大学第二文学部日本文学科卒。
目次
雲よ、風よ(14篇)
スツケンギヨーできやー渡れ(8篇)
生と死の間(24篇)
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生きた、臥た、書いた――極私的淵上毛錢論 前山光則
淵上毛錢略年譜
収録作品出典一覧
淵上毛錢参考文献目録 補訂版 鈴木一正
初版 編者あとがき
増補新装版 編者あとがき著者前山光則
まえやま・みつのりまえやま・みつのり
著書『この指止まれ』『球磨川物語』(以上葦書房)、『山頭火を読む』(海鳥社)、『若山牧水への旅――ふるさとの鐘』、『生きた、臥た、書いた 淵上毛錢の詩と生涯』(弦書房)石風社より発行の関連書籍
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