左官礼讃 Ⅱ
泥と風景

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左官職人の『バイブル』第2弾!

私達は戦後、眼に見える〈物〉を大切にするばかり、それらの〈物〉を生みだす眼にみえない過程(プロセス)をないがしろにすることで、成果や結果だけを求める拝物主義、拝金主義に陥ってしまった。職人の技術は、眼にみえないプロセスであり、身体とともにある眼にみえないフォルム(形)である。……(本文より)
懐かしい風景と、未来の風景のため。
〈泥の壁は美しい夢を見る──〉

目次

夏の夜の夢・塗り壁の魅力・土間のタタキとシロ・泥壁以前・済州島にて・奈良には古き仏達・最後の庭の子供達・葛とヤドカリ・風景の料理人・竹に未来はありますか・京壁・左官の詠んだ川柳・わが友久住章・夏の旅から・山辺の道にて・イチイの樹の下で……ほか

著者略歴
小林澄夫
[こばやし・すみお]
こばやし・すみお

1943年静岡県浜松市生まれ。
1968年明治大学卒業。
同年(株)黒潮社入社。2007年9月まで月刊「左官教室」を編集。
2008年から月刊「さかん」を編集。09年11月の18号以降休刊中。

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