南蛮船の見える町
わがバテレン・宗麟・瓜生島

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バテレンと宗麟が築いた国際貿易都市、豊後府内。海に沈んだ「瓜生島」の調査に生涯を賭し、世界史的視野で豊後史を見つめ続けた一歴史学者の、四半世紀にわたる探究の旅の軌跡

目次

一 南蛮船の見える町
     宗麟という人  よみがえる中世府内  バテレンの見た日本  南海の覇権  豊後に咲いた南蛮文化  わが「瓜生島」 他

二 わが暦程
     歴史の過客  豊後閑話  歴史家の自分史
 
   加藤先生と「灯」の思い出……狭間久

著者略歴
加藤知弘
[かとう・ともひろ]

1927年福岡市生まれ。1953年九州大学文学部西洋史学卒業。同大学助手を経て、1954年大分大学学芸学部に赴任。1976年大分大学教育学部教授、1987年より大分大学教育学部長、1991年同大学定年退官、名誉教授。1992年より大分県立芸術文化短期大学教授。1998年退官、名誉教授。2005年12月大分市にて死去。享年78歳。
日本西洋史学会会員、「瓜生島」調査会代表、異文化交流史研究会会長、BUNGO-大分日本エスパニア協会副会長、大友氏関連遺跡の保存を考える会会長を歴任。1997年『バテレンと宗麟の時代』でジョアン・ロドリゲス通事賞(ポルトガル政府)、地中海学会賞。また同年大分合同新聞文化賞受賞。
著書に『ザビエルの見た大分』『瓜生島沈没』(葦書房)、『海にしずんだ島』(福音館)、『大分市史』編纂・分担執筆、『バテレンと宗麟の時代』(石風社)がある

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