左官礼讃

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専門誌「左官教室」の編集長が綴る土壁と職人技へのオマージュ。左官という仕事への愛着と誇り、土と水と風が織りなす土壁の美しさとともに、打ちっ放しコンクリートに代表される殺伐たる現代文明への批判、そして潤いの文明へ向けての深い洞察を綴る

目次

1 泥
   泥壁の美・微細な水・土のことは土に習え・泥の色・サビ壁 他
2 造
   道具について・塗り壁の値段・磨き壁について・職人の自由について 他
3 巡
   原点は存在する・経験を受け継ぐ・煙草の乾燥小屋のある風景 他
4 時
   土蔵の夢・無償なるもの・殺風景・セメント以前・とるにたらないもの 他
5 言
   名づける・荒壁と時分の花・マヤの庭・左官と文化 他
6 詩
   雲南の市場・縄文までさかのぼる・河原者ということ・笑う泥壁 他
 *用語解説付き

著者略歴
小林澄夫
[こばやし・すみお]

1943年静岡県浜松市生まれ。
1968年明治大学卒業。
同年(株)黒潮社入社。2007年9月まで月刊「左官教室」を編集。
2008年から月刊「さかん」を編集。09年11月の18号以降休刊中。

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