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障害をのりこえて
ひとりの青年と その継母 40年の物語 僕は幼稚園の時、はしかにかかって病院に入院していました。20日間もいしき不明だったそうです。頭のけんさもしてもらいました。ことばがうまく言えなくて病気をしていました。(本文「こどものとき」より) ―――――――――――― 私と昇の暮らしは22年間程でしたが、その間、昇の存在は家族の重荷であり、気苦... -
商人や旅人がはこんだ山口の昔話
語り部がいなくなった今 昔話を若い世代へ 山口には、山口で生まれた独自の昔話と、商人や旅人によって運ばれてきた話がこの地に根づき、口から口へと語り継がれてきた昔話があります。 「シンデレラ」の話を、いつ、誰が山口の地に置いていったのか「粟福御寮」という話になって語られています。「猿の生き胆」の話が、「蛸にはなぜ骨がな... -
虚を注ぐ
土の本源へ 器の機能性や作品性の 呪縛からの解放 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 主要目次 口絵(カラー) 陶作品 個展ダイレクトメール集 本文 「虚を注ぐ」(熊本日日新聞連載「わたしを語る」) 山幸モンタナ通信 山幸窯つれづれ ダイレクトメール・メモ 山幸作品について 浜田知明・阿... -
絵本 筑豊一代
作兵衛さんが描いた一坑夫の生涯 炭鉱で亡くなった1万人をこえる坑夫の殉職者と 炭鉱で働いたすべての労働者の名誉と尊厳のために ユネスコ「世界の記憶」 【登録10周年記念出版】 山本作兵衛(炭坑記録画家) 私の書いたものが同じ炭坑労働者の方々に見ていただき、今は忘れられようとしている昔の炭坑のことなど思い起こしていただくとこ... -
窓の向こう
子どもと魚には 物事を決める 権利はない ポーランドの 厳格なユダヤ人家庭に 育った少年は、 な ぜ 子どもたちのために 生涯を尽くしたのか 〝子どもは未来ではなく、ありのままの今を生きる人間であり、大人から対等の人間として敬意を持って接してもらう権利を持っている〟。ヤヌシュ・コルチャックのこの養育理念は一九八九年十一月二... -
蜜蝋の花
影との対話から 存在そのものへ イラン・イラク戦争の 日常と空爆を 体験した少女が 言葉で 世界を取りもどす 自分にとって、天と地をつなぐのが、言葉であり、生の喜びを映す日の光のようであった。道々出会う、全てを受け入れ、そのままで、あるがように。そこにあるもの。 (「あとがき」より) 装画:甲斐大策 -
旅にでて日々ひとを好きになる
旅にでて日々ひとを好きになる/A5判上製 356頁(内カラー16頁)/税込価格2420円 旅にでて ひとに会い 日々を 好きになり 見知らぬ 自分に出逢った 南北アメリカ大陸縦断のあと、欧州最北端からアフリカ南端・喜望峰まで、43,780キロを1,278日間で縦断。訪れた国は、ヨーロッパ36カ国、アフリカ23カ国。 -
デューラーと共に
五百年の時を超えたオランダネーデルラントとの出会いの旅 旅することは、思考し、回想し、もうひとりの自分と出会うこと 要するに、オランダが繁栄した理由は、他国に先駆けた中央集権的制度や組織の存在などではなく、そうしたものの欠如、つまり国家の干渉がなかったことにこそ求められるべきであるとホイジンガは結論する。 逆... -
笑うツーリズム
モノづくり産業とクラフトツーリズムの融合で進化する波佐見の現状と未来 日本では新型コロナウイルス感染症が拡大する2020年2月ごろまで、消費者である日本人観光客や訪日外国人観光客を特定地域へ呼び込むために、コト消費が注目を集めていた。しかし、「地域の稼ぐ力」を上げるためには、コト消費だけではなく、モノ消費とトキ消費も不... -
写真でたどる福岡県の戦後75年
記者と市民が撮った231点の写真で綴る福岡県の戦後 空襲・敗戦・進駐軍・引揚・炭鉱・産業・公害・災害・事件・お祭り・スポーツ・新型コロナ―― 「本書に掲載した200枚余りの写真をたどると福岡県の戦後が見えてくる。一枚一枚のカットに戦争の傷痕、復興に向けての気概、そして人々の喜び、怒りが込められている。福岡県の戦中...