1927(昭和2)年3月11日、熊本県天草郡宮河内(現天草市河浦町宮野河内)に生まれ、生後3ヶ月で水俣に移る。
1943年水俣町立実務学校卒業。2学期より葦北郡田浦小学校に勤務。1947年結婚。1958年谷川雁主宰「サークル村」結成に参加。1968年水俣病対策市民会議を結成。
1969年『苦海浄土――わが水俣病』(講談社)刊行。大宅壮一賞を辞退。1973年マグサイサイ賞(フィリピン)を受賞。1993年『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞を受賞。2001年朝日賞を受賞。2003年『はにかみの国石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2004年『石牟礼道子全集・不知火 全17巻・別巻1』(藤原書店)が刊行開始、2014年完結。2014年、詩集『祖さまの草の邑』(思潮社)で花椿賞を受賞。
著書に、『流民の都』(大和書房)、『椿の海の記』(朝日新聞社)、『西南役伝説』(朝日新聞社)、『あやとりの記』(福音館書店)、『おえん遊行』(筑摩書房)、『天湖』(毎日新聞社)、『春の城』(藤原書店)、『石牟礼道子全句集泣きなが原』(藤原書店)、『石牟礼道子全歌集』(弦書房)他
2018年2月10日、死去。享年90歳。
石風社より発行の関連書籍