ネット書店で注文
福岡城天守を復原する
築城の名手・黒田如水とその子長政。新発見の文書や『九州諸城図』をはじめ注目史料を読み解きながら、天守はなかったとされてきた福岡城の実像と天守破却の謎に迫る。──見えてきた大天守の実像。
目次
第1部 福岡城天守を復原する
1 築城の名手・黒田氏
2 天守不在説の起源
3 史料が語る天守
4 天守復原に挑む
5 天守はなぜ破却されたか
第2部 『九州諸城図』の図像学
1 建築史における図像の役割
2 『九州諸城図』とは
3 『九州諸城図』を辿る
4 『九州諸城図』の謎を解く
著者略歴
1938年神奈川県に生まれる。1966年横浜国立大学工学部建築学科卒業。1968年同大学院工学系研究科修士課程修了。1972年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程単位取得満期退学。工学博士・一級建築士。
現在、九州産業大学名誉教授、山口市・唐津市文化財保護審議会委員。所属学会、日本建築学会、建築史学会、日本民俗建築学会評議員。
主な著書、『天井裏の文化史──棟札は語る』『北インドの建築入門』『南インドの建築入門』『蘇れ!幻の福岡城天守閣』他多数。共著に『福岡県百科事典』『宇佐神宮の研究』『建築史の空間』などがある。
石風社より発行の関連書籍