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笑うツーリズム
HASAMI CRAFT TOURISM
モノづくり産業と
クラフトツーリズムの融合で
進化する波佐見の
現状と未来
日本では新型コロナウイルス感染症が拡大する2020年2月ごろまで、消費者である日本人観光客や訪日外国人観光客を特定地域へ呼び込むために、コト消費が注目を集めていた。しかし、「地域の稼ぐ力」を上げるためには、コト消費だけではなく、モノ消費とトキ消費も不可欠である。個人仕様の多様なコト消費・モノ消費・トキ消費によって、「地域の稼ぐ力」を上げることが「地場産業の産業観光化」や「クラフトツーリズム」であり、地方創生(=地域経済活性化)に対する一つの答えであろう。(「あとがき」より)
地域再生のヒントここにあり――まえがきにかえて
Ⅰ 波佐見の底力と可能性
クラフトツーリズム産業の可能性
―― 井手修身/立川裕大/村山慶輔/武田修美/児玉盛介
創造的な人が集まる町に
―― 波佐見焼振興会会長 児玉盛介
波佐見からみえる世界
―― 西海陶器㈱代表取締役社長 児玉賢太郎
コラム① 波佐見町を進化させた 原動力はヨソモノにあり
―― 波佐見町議会議員 城後 光
波佐見町観光を振り返って
―― 波佐見町役場商工振興課長 澤田健一
「波佐見焼」地場産業再生のヒント
―― 有限責任事業組合長崎eライフ代表 深澤 清
コラム② 銀行員から見た変化する波佐見町
―― ㈱十八親和銀行波佐見中央支店・支店長 黒田幹也
Ⅱ クラフトツーリズムとの融合
グリーンクラフトツーリズムの歩みと取り組み
―― 小林善輝/竹田英司/井手修身
みんながやりたくて、できなかった「住民自らが創り出すまちづくり」
―― イデアパートナーズ㈱代表取締役 井手修身
コラム③ 日本遺産「肥前やきもの圏」とクラフトツーリズム
―― 元「肥前窯業圏」活性化推進協議会事務局
/元長崎県県北振興局商工観光課 赤尾美望
松下幸之助「観光立国の辨」
―― 合同会社HRエンゲージメント代表 安徳勝憲
グリーン・クラフト・ツーリズムは『文化の時代』の観光
―― 九州教具㈱代表取締役社長 船橋修一
田舎は、伝統工芸の町は、どう生きるのか
―― ㈱有田まちづくり公社会長 高田亨二
インバウンドとクラフト・ツーリズム
―― ㈱やまとごころ代表 村山慶輔
観光で産業を守るモデルケースを作る
―― 西日本新聞社・佐世保支局記者 平山成美
コラム④ 波佐見のアリとキリギリス
―― 長崎新聞社東彼支局長 六倉大輔
Ⅲ 波佐見の現在と未来
芸術と工学のコラボから、おいしいマグカップを設計する
―― 東京藝術大学 デザイン科教授 長濱雅彦
コラム⑤ 成熟しないまち はさみ
―― 長崎県立大学経営学部教授・学長補佐 岩重聡美
波佐見焼における次世代型生産管理の提案
―― 長崎総合科学大学総合情報学部専任講師 山路 学
なぜいまグリーン・クラフト・ツーリズムなのか
―― 長崎県立大学地域創造学部准教授 竹田英司
あとがき
波佐見焼振興会会長
長崎県立大学地域創造学部教授。『経済システムと正義』、『社会経済思想の進化とコミュニティ』(共著)など。近年は地域連携の成果として『波佐見焼ブランドへの道程』(共著)。IDE大学協会会員
長崎県立大学地域創造学部准教授
長崎総合科学大学総合情報学部専任講師